いがやレクリエーションランド

乗鞍BASE いがやレクリエーションランド

乗鞍BASE いがやレクリエーションランドは、長野県松本市安曇に位置するレクリエーション施設です。松本市が条例に基づき設置し、市民の余暇活動と福祉向上を目的としています。以前は「松本市いがやレクリエーションランド」という名称でしたが、リニューアルを経て現在の名称となりました。

歴史

乗鞍岳の麓、乗鞍高原は、スキー選手として知られる猪谷千春氏が幼少期を過ごした場所です。1992年（平成4年）、この地に隣接する乗鞍高原いがやスキー場とともに、スポーツや食事などが楽しめる観光地として整備されました。当時は年間100万人以上の観光客が訪れていましたが、スキー客の減少やマイカー規制の影響で観光客数が激減しました。2010年（平成22年）にはいがやスキー場が廃止され、施設利用者数も減少の一途を辿りました。

しかし、2001年（平成13年）以降、国や自治体、地域住民が一体となり観光地再生に向けた取り組みが進められる中で、この施設が再び注目されるようになりました。中部山岳国立公園の外れに位置する市営施設であることから開発上の制約が少ないという点が決め手となり、施設はリニューアルされることになりました。老朽化していた施設は一新され、2018年（平成30年）4月、「乗鞍BASE いがやレクリエーションランド」として再オープンしました。「乗鞍BASE」という名前には、乗鞍岳の登山やアクティビティの拠点となるようにとの願いが込められています。

運営形態

当施設は、元々は安曇村営でしたが、2005年の安曇村の松本市への編入に伴い、松本市営となりました。現在は松本市が所有する乗鞍観光施設の一つとして運営されています。運営は民間の指定管理者が行っており、以前は乗鞍観光株式会社が管理していましたが、2012年からは株式会社のりくら総合リゾートサービスが、2018年からは共同体乗鞍時間が指定管理者となっています。

施設

松本市いがやレクリエーションランド条例に基づき、以下の施設が整備されています。

ジップライン
マウンテンバイクコース
マレットゴルフ（27ホール）
フィッシングパーク
アドベンチャーパーク
キャンピングカー専用駐車サイト
オートキャンプ場
芝生大広場
番所屋内多目的広場

利用情報

開場期間: 4月20日から11月20日まで
開場時間: 午前9時から午後5時まで
休場日: 火曜日（祝日の場合は翌日）

交通アクセス

公共交通機関
アルピコ交通上高地線・新島々駅から乗鞍高原方面行きの路線バスに乗車し約50分、「楢の木沢」バス停で下車後、徒歩10分。

自家用自動車
長野自動車道・松本インターチェンジから約37km、車で約55分。150台収容の無料駐車場があります。

関連情報

関連文献:
『信州・岳都松本「安曇エリア」』松本市役所安曇支所観光課、2010年3月
『信州のりくら温泉郷　乗鞍高原』乗鞍高原観光案内所、2010年5月
関連項目:
乗鞍高原
一の瀬園地
外部リンク:
公式ウェブサイト
乗鞍高原いがやレクリエーションランドリニューアルオープン！

乗鞍BASE いがやレクリエーションランドは、自然の中でアクティブに楽しむことができる施設です。リニューアルによって、より快適で魅力的な場所へと生まれ変わりました。ぜひ一度訪れて、その魅力を体験してください。

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