いしかわ四高記念公園

いしかわ四高記念公園

いしかわ四高記念公園は、石川県金沢市広坂に位置する都市公園（地区公園）です。石川県が開設・運営を行っており、その名称はかつてこの地にあった第四高等学校（現在の金沢大学）に由来します。かつては石川県中央公園と呼ばれ、地元では県中央公園、または中央公園として親しまれていました。

歴史

1822年（文政5年）：加賀藩の学問所である「明倫堂」が開設される。
1887年（明治20年）：第四高等学校が開設（1894年までは第四高等中学校）。
1949年（昭和24年）：新制金沢大学が発足し、第四高等学校の所在地は理学部の施設となる。
1963年（昭和38年）：金沢大学理学部が金沢城内に移転。その2年後から公園としての整備が開始される。
1968年（昭和43年）4月1日：石川県中央公園として開設。
1972年（昭和47年）：石川県政100周年記念事業として、谷口吉郎氏の設計によるカスケード（公園内の滝）が設置される。
1986年（昭和61年）：香林坊市街地再開発事業により、公園入口広場が新設される。
2006年（平成18年）：指定管理者制度により、植宗・吉村グループが公園の整備・運営を行う。
2014年（平成26年）6月25日：公園の名称を「いしかわ四高記念公園」に変更。

公園の再整備と名称変更

2003年に石川県庁舎が移転した後、公園の緑地帯が拡大し、県庁舎跡地との一体的な整備が必要となりました。また、長年にわたり芝生の衰退、悪天候時の広場のぬかるみ、樹木の生育環境の悪化が顕著になっていました。これらの問題を解決するため、2013年度から公園の再整備が実施されました。

再整備に合わせて、公園の名称を旧制第四高等学校の開設地にちなみ、「いしかわ四高記念公園」とすることに決定。公園整備が完了した2014年6月25日に正式に名称が変更されました。

公園内の施設

芝生広場：広々とした芝生が広がるエリア。ピクニックや休憩に最適です。
休養広場：静かに休息できる空間です。
カスケード：谷口吉郎氏設計の美しい滝。公園のシンボルとなっています。

周辺施設

公園周辺には、文化施設や行政機関が集まっています。

四高記念文化交流館
石川近代文学館
四高記念館
石川県政記念しいのき迎賓館（旧石川県庁舎）
金沢広坂合同庁舎
金沢国税局
北陸農政局
北陸総合通信局
金沢中警察署香林坊交番
香林坊アトリオ・香林坊大和
金沢市役所
金沢能楽美術館

交通アクセス

北陸鉄道バス、または金沢ふらっとバス（菊川ルート）：「香林坊（中央公園前）」下車
金沢ふらっとバス（材木ルート）：「香林坊・仙石通り」下車

参考文献

『書府太郎 石川県大百科事典改訂版』 - 北國新聞社

関連項目

香林坊
広坂

外部リンク

いしかわ四高記念公園 - 石川県土木部公園緑地課
* いしかわ四高記念公園・本多の森公園 - 指定管理者「植宗・吉村グループ」による公園紹介

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