いのちの地球 ダイオキシンの夏

『いのちの地球 ダイオキシンの夏』は、2001年8月18日に公開されたアニメーション映画です。この作品は、1976年に北イタリアの小さな街セベソで実際に起こったダイオキシン災害事件（セベソ事故）を題材としています。環境問題と人々の生活、そして未来への希望を描いた作品として、公開当時から注目を集めました。

作品概要

タイトル: いのちの地球 ダイオキシンの夏
公開日: 2001年8月18日
監督: 出崎哲
原作: 蓮見けい（「ダイオキシンの降った街」より）
アニメーション制作: マジックバス

あらすじ

物語は、北イタリアの美しい自然に囲まれた小さな街で始まります。しかし、ある日、近くの化学工場で事故が発生し、有害なダイオキシンが街に降り注ぎます。この事故によって、街の人々の生活は一変し、健康被害や環境汚染といった深刻な問題に直面します。主人公の少女ジュリアは、家族や友人たちと共に、この危機を乗り越え、未来への希望を見出すために奮闘します。

登場人物

ジュリア - 声：佐久間信子
エンリコ - 声：折笠愛
ルチオ - 声：本田貴子
マリア - 声：白鳥由里
アンジェロ - 声：佐々木静香
安藤史郎 - 声：井上和彦
カーロ市長 - 声：玄田哲章
アンナ - 声：水谷優子
ジーノ - 声：楠見尚己
ミレーナ - 声：幸田夏穂
マルコ - 声：小林沙苗
アントニオ - 声：室園丈裕
ヴィーロ - 声：松本大
マレーラ博士 - 声：矢田稔
ゼル会長 - 声：上田敏也
バルトフォーグル - 声：小島敏彦
ソニア - 声：倍賞千恵子（特別出演）

スタッフ

企画プロデューサー - 桂壮三郎
原作 - 蓮見けい
監督 - 出崎哲
脚本 - 小出一巳、末永光代
キャラクターデザイン・絵コンテ・監督補 - 四分一節子
監修 - ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議
アニメーション監督 - 熨斗谷充孝
クリエイティブ・プロデューサー - 小出一巳
総作画監督 - 清水恵蔵
作画監督 - 鈴木伸一、都築裕佳子、小澤郁
美術監督 - 長尾仁
美術設定 - 池信孝
色彩設計・色指定 - 小林恵
撮影監督 - 安津畑隆
音楽 - 長谷川智樹
音響監督 - 清水勝則

作品の評価

『いのちの地球 ダイオキシンの夏』は、文部科学省選定・優秀映画鑑賞会推薦・東京都知事推奨作品として、教育的な観点からも高い評価を受けています。ダイオキシン問題を通じて、環境保護の重要性や、科学技術と社会の関係について深く考えさせられる作品です。子供から大人まで幅広い世代に見てほしいアニメーション映画と言えるでしょう。

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