いりなか駅の概要
いりなか駅(いりなかえき)は、
愛知県名古屋市昭和区隼人町に位置する
名古屋市営地下鉄鶴舞線の駅です。駅番号はT14で、この地域の重要な交通拠点となっています。
歴史
いりなか駅は
1977年3月18日に開業されました。駅名は、開業以前の町名である広路町字杁中に由来しており、当時近くには
名古屋市電の八事線の停留所名も「杁中」とされていました。
「杁」という文字は、尾張地方でのみ使用される漢字であり、
当用漢字には含まれなかったため、駅名はひらがなでの表記が採用されています。周囲のバス停や交差点、そして商業施設などでは漢字表記の「杁中」が見ることができますが、
名古屋市営地下鉄全体では唯一ひらがな表記が用いられている駅です。
駅構造
いりなか駅は
地下駅であり、相対式2面2線のホームを有しています。この駅は、鶴舞線の八事管区に属しており、駅務区は八事に所在しています。
利用状況
いりなか駅の周辺には南山中学校・高等学校や、
中京大学附属中京高等学校があり、学生の利用が非常に多いです。また、以前は
南山大学名古屋キャンパスの最寄駅でもありましたが、2004年に名城線の八事日赤駅や
名古屋大学駅が開業したことにより、同大学の学生利用者は減少しています。
名古屋市の統計年鑑によると、当駅の一日平均乗車人員は年ごとに変動しています。特に
2000年(平成12年)度以前のデータには福祉対策分が含まれていないため、その点も考慮する必要があります。
駅周辺
駅ナカ店舗
いりなか駅には改札の外に
イオン銀行があり、券売機室の横に位置しています。このような利便性の高い店舗があることで、利用者にとってさらに便利な駅となっています。
バス路線
いりなか駅周辺には
名古屋市営バスの「杁中」バス停もあります。このバス停にはいくつかの系統が接続しており、特に以下の系統が運行されています:
- - 栄18系統:栄 - 妙見町
- - 星丘13系統:杁中 - 星ケ丘
- - 八事12系統:千種駅前 - 島田一ツ山(平日朝夕には特定の便が運行)
さらに、
昭和巡回系統として
名古屋大学と御器所通を結ぶバス便も運行されています。加えて、JR東海バスの「杁中」バス停にはドリームなごや号も停車し、
新木場駅や
東京駅と
名古屋駅を結ぶ路線として一部便が経由しています。
隣の駅
名古屋市営地下鉄鶴舞線では、いりなか駅の隣には川名駅(T13)、そして八事駅(T15)が位置しています。いりなか駅は、周辺の教育機関にもアクセスが良く、地域住民や学生たちにとって欠かせない交通手段となっています。