いわき中央インターチェンジ

いわき中央インターチェンジ：いわき市への玄関口

いわき中央インターチェンジは、福島県いわき市好間町北好間に位置する常磐自動車道のインターチェンジです。いわき駅や市中心部へのアクセス拠点として重要な役割を担っており、周辺地域経済の活性化にも貢献しています。本稿では、インターチェンジの概要、歴史、周辺環境、接続道路、そして併設する高速バス停留所についても詳しく解説します。

いわき中央インターチェンジの概要

いわき市平地区郊外に位置するいわき中央インターチェンジは、1988年3月に開通しました。当初は常磐自動車道の終点として計画され、国道49号と平面交差点で接続されていました。その後、相馬・仙台方面への延伸に伴い、フルインターチェンジとして整備され、現在の複雑なY字型の線形となりました。料金所は本線の高架下に設置されています。

2021年3月には、いわき中央ICからいわき四倉ICまでの区間が4車線化され、交通の円滑化が図られました。かつては、三郷方面が4車線、仙台方面が暫定2車線でしたが、この4車線化によって、より快適な走行が可能になりました。

歴史

• - 1988年3月24日: 日立北IC - いわき中央IC間が開通、供用開始。
• - 1999年3月25日: いわき中央IC - いわき四倉IC間が開通。

周辺環境

インターチェンジ周辺には、歴史的建造物や観光スポット、産業拠点などが点在しています。代表的なものとしては、飯野平城跡、白水阿弥陀堂、磐城平城跡、飯野八幡宮などがあり、歴史と文化に触れることができます。また、いわき駅（JR東日本・常磐線/磐越東線）、いわき平競輪場、いわき好間中核工業団地、叶田団地なども近隣に位置し、多様な施設が利用可能です。

道路接続

• - E6 常磐自動車道 (17番)
• - 国道49号（平バイパス）

料金所

料金所のブース数は、入口が3ブース（ETC専用1ブース、一般2ブース）、出口が5ブース（ETC専用1ブース、一般4ブース）となっています。合計で8ブースが設置されています。

いわき中央バスストップ

インターチェンジの料金所外には、高速バス停留所「いわき中央インター」が併設されています。バス利用者向けの無料駐車場も完備されています。西側約200mの場所には「いわき好間」停留所があり、こちらも高速バスが停車し、無料駐車場が用意されています。2017年7月からは、常磐道の4車線化工事に伴い、いわき中央インター乗り場は一時廃止されましたが、現在は通常通り利用できます。

停車路線

数多くの高速バス路線が停車しており、東京、新宿、仙台、福島、会津若松など、広範囲へのアクセスを提供しています。主な路線は以下の通りです。

• - いわき号（いわき - 東京線）
• - 新宿いわき号（いわき - 新宿線）
• - シーガル号（東京ディズニーリゾート - 日立・いわき線）
• - 仙台 - いわき線
• - 福島 - いわき線
• - 会津若松 - 郡山 - いわき線

これらの路線は、いわき中央インターと、いわき好間停留所を交互に利用することで、より利便性の高いアクセスを実現しています。

隣接インターチェンジ

• - (16)いわき湯本IC
• - (16-1)いわきJCT
• - (18)いわき四倉IC

いわき中央インターチェンジは、常磐自動車道における重要なインターチェンジとして、地域社会の発展に貢献しています。今後とも、交通の要衝として、その役割を果たしていくことでしょう。

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