うしろゆびさされ組 (曲)

うしろゆびさされ組について

「うしろゆびさされ組」は、1985年10月5日にキャニオンレコードからリリースされた楽曲で、アイドルグループおニャン子クラブのメンバーである高井麻巳子さんと岩井由紀子（愛称：ゆうゆ）さんが組んだユニットによるデビューシングルです。その名義は「おニャンクラブ・うしろゆびさされ組」として知られています。

この楽曲は、フジテレビ系アニメ『ハイスクール!奇面組』の初代オープニングテーマに起用され、アニメの象徴とも言える楽曲となりました。また、同作品にはエンディングテーマとしても使われており、視聴者に強く印象付けました。ジャケット写真では、二人が赤いセーラー服を着ており、これはアニメの舞台設定である「一応中学校」の女子制服をモチーフにしています。

音楽的な特徴とリリース情報

「うしろゆびさされ組」は、歌詞を秋元康さんが、作曲を後藤次利さんが手がけ、佐藤準さんが編曲を担当しました。曲調はニ長調で、間奏の一部にはニ短調のパートが含まれています。曲の全体像は、活気に満ちたサウンドで、若さとエネルギーに満ちています。

シングルには、オリジナルのA面とB面、さらにアニメのオープニングバージョンが存在します。特にポニーキャニオンが発表したアニメソング・コンピレーションアルバム『アニソン・ヒッツ 〜歌えるアニメソング集〜』では、LPバージョンが収録されています。

人気とランキング

楽曲は、TBSの音楽番組『ザ・ベストテン』で1985年11月7日放送分に初めてランクインし、10位からスタートしました。その後、3週連続で10位、9位と続き、最後にはおニャン子クラブのメンバーたちと共にフジテレビスタジオに出演しました。このようなテレビ出演を通じて、多くのファンを獲得し、人気を不動のものにしました。

カバーとその影響

この楽曲は、浜田翔子さんが2007年にリリースしたアルバム「はましょー☆あるばむ〜お手当てしましょーこ〜」でもカバーされており、さらに桃井はるこさんや安藤裕子さんによっても新たに歌われています。これにより、当時のファンだけでなく、現代のリスナーにも再び親しまれていることがわかります。

収録アルバム

「うしろゆびさされ組」は、いくつかのアルバムにも収録されています。例えば、アルバム『ふ・わ・ふ・ら』や『∞』など、多様なコンピレーションに含まれ、その魅力を広げています。また、さまざまなベストアルバムでもその存在が確認できます。

関連アーティスト

この楽曲の歌詞には、AKB48のユニット「渡り廊下走り隊7」にも影響を与えたことが知られています。このユニットは、2009年から2014年にかけて活動していました。「渡り廊下」という名称は、「うしろゆびさされ組」の歌詞に由来しています。

このように「うしろゆびさされ組」は、楽曲としてだけではなく、アニメや他のアーティストにも影響を与えるなど、その文化的な影響が色濃く残っています。今なお多くの人に愛され続けている楽曲です。

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