うちの嫁さんどっちむいてプイ!

ドラマ『うちの嫁さんどっちむいてプイ!』

『うちの嫁さんどっちむいてプイ!』は、1982年8月から同年9月までフジテレビ系列で放送された全7回の連続ドラマです。このシリーズは、前年に同枠で放送された『うちの嫁さんあっちむいてプイ!』の続編として制作されました。

番組は月曜日の夜8時から54分間放送され、当時の視聴者に多くの関心を集めました。このドラマは一般的な家族の愛や葛藤を描きながら、陰影のある人物像やストーリー展開で視聴者を惹きつけました。

主な登場人物

• - 大林かおる（市毛良枝）: 旧姓は倉田で、幼い頃に両親を失い、妹のはるみと弟の守を養いながら生活しています。日々、二人の姑との摩擦に苦しみながらも、母性を持って家族を支えています。
• - 大林恭平（前田吟）: 鎌倉の老舗饅頭店「おおばやし」の跡取り息子ですが、家業を継ぐことなく、一般企業でサラリーマンとして働いています。妻と姑との争いの渦中に巻き込まれ、心身ともに疲弊しています。
• - 大林満子（乙羽信子）: 恭平の母親で、「おおばやし」の経営をかおるに譲渡し、楽隠居を試みています。しかし、彼女の性格と家族との関係は、さらなる波乱を呼ぶことになります。
• - 大林里江（賀原夏子）: 満子の亡き夫の姉で、天真爛漫な性格を持つ彼女は、満子とは犬猿の仲です。そのため、二人の対立が家の中でしばしば顕在化します。
• - 倉田はるみ（坂上とし恵）: かおるの妹であり、姉を思う気持ちもあれば反発する一面も持ち合わせています。弟の守と共に大林家に同居していますが、本心では一人暮らしを望んでいます。
• - 倉田守（井田弘樹）: 明るい性格のかおるの弟で、家族を賑やかにする存在です。

さらに、恭平の姉である杉山佳代子（吉行和子）や、さまざまな脇役がストーリーに色を添えています。

制作スタッフ

ドラマの脚本は岡田正代が担当し、監督には富本壮吉と山本邦彦が名を連ねています。プロデューサーの柳田博美の下で、大映テレビとフジテレビが共同制作しました。

この作品は、家族間の絆や葛藤をテーマにしつつ、多様な人間関係を描き出しており、視聴者に深い感動を与えるドラマとして記憶されています。また、続編としての『うちの嫁さんあっちむいてプイ!』との関連性も興味深く、多くのファンがその物語を愛しました。

関連情報

このドラマは1982年のテレビ業界において、記憶に残る重要な作品の一つです。視聴者は、登場人物たちの抱える問題や感情に共感し、心のどこかで自分自身の家族の在り方を考えさせられるような作りになっています。

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