うちゅうひこうしのうた

うちゅうひこうしのうた

「うちゅうひこうしのうた」は、2003年12月から2004年1月にかけてNHKの音楽番組『みんなのうた』で放送された楽曲です。作詞を一倉宏、作曲・編曲を菅野よう子が担当し、歌は坂本真綾が担当しました。

楽曲解説

『みんなのうた』で放送された際のアニメーションは、吉良敬三が手掛けました。吉良敬三は『みんなのうた』への参加が今回で30回目となる常連作家です。

歌詞は、少女が見た宇宙飛行士と農夫の不思議な夢を描いた内容となっています。伴奏はほとんどピアノ1本で構成されており、坂本真綾の優しく透明感のある歌声が、楽曲の幻想的な世界観をより一層引き立てています。

この楽曲は、坂本真綾のスタジオアルバム『少年アリス』やベストアルバム『everywhere』に収録されています。また、2011年に『みんなのうた』の番組放送50周年を記念してリリースされたアルバム『NHKみんなのうた 50アニバーサリー・ベスト 〜おしりかじり虫〜』にも収録されました。

カバー

2015年には、坂本真綾のトリビュートアルバム『REQUEST』で、KIRINJIによって「うちゅうひこうしのうた」がカバーされました。KIRINJIのメンバーであるコトリンゴは、『みんなのうた』でこの楽曲を知ったと語っています。リリースに際し、コトリンゴは「出だしの2行ほどの歌詞で一瞬にして景色が広がるこの曲の華麗さと、坂本さんの声や言葉の美しさを改めて感じました」とコメントを寄せています。

坂本真綾はKIRINJIによるカバーについて、「（KIRINJIが）この曲にしたと聞いた時は絶対に合うと思った」と語っています。また、「コトリンゴさんの声に他の5人が寄り添っていく感じは、私には絶対に出せない世界観なので、新鮮で面白かった」とも述べています。

「うちゅうひこうしのうた」は、坂本真綾の歌声、菅野よう子の美しいメロディ、そして吉良敬三のアニメーションが融合した、まさに『みんなのうた』を代表する名曲と言えるでしょう。KIRINJIによるカバーもまた、原曲とは異なる魅力を持った素晴らしい作品として、多くの人に愛されています。

外部リンク

NHK みんなのうた - うちゅうひこうしのうた - 坂本真綾
うちゅうひこうしのうた - 歌ネット

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