うつぼ屋

株式会社うつぼ屋は、1954年（昭和29年）に伊狩幸道氏によって創業された、愛媛県松山市の和洋菓子店です。1994年（平成6年）には、長男である詩朗氏が社長に就任し、現在に至っています。

うつぼ屋の看板商品として知られるのは、松山を代表する銘菓「坊っちゃん団子」です。この他にも、「坊っちゃん列車サブレ」や、ユニークな名前が印象的な「巴里恋（パリッコ）」など、地元の人々や観光客に愛される数々のお菓子を製造・販売しています。

特に「巴里恋」は、2011年に30年ぶりのリニューアルを経て「復刻巴里恋」として再登場し、その味わいを再び楽しむことができるようになりました。長年愛されてきた味が、現代の技術と感性によってどのように生まれ変わったのか、ぜひ味わってみてください。

本社は松山市北部の国道196号線沿いに位置していますが、うつぼ屋の商品は市内の主要な土産物店、駅、港、そして松山空港の売店など、様々な場所で手に入れることができます。これにより、地元の方はもちろん、松山を訪れる観光客も手軽にうつぼ屋のお菓子を楽しむことが可能です。

屋号の「うつぼ屋」は、古事記に登場する「うつぼ船」に由来しており、その歴史と伝統を感じさせます。

松山には、うつぼ屋の他にも、六時屋、一六本舗、母恵夢、ハタダ、中野本舗といった、数々の有名菓子店が存在します。これらの店と共に、うつぼ屋は松山のお菓子文化を支え、その魅力を発信し続けています。

うつぼ屋

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