えのしま (掃海艇・2代)

掃海艇「えのしま」

海上自衛隊の掃海艇「えのしま」（ローマ字：JS Enoshima, MSC-604）は、日本の艦艇として第3代目であり、えのしま型[[掃海艇]]の1番艇です。この舟の名前は、神奈川県の江の島に由来しています。特に注目すべき点は、海上自衛隊第1号の繊維強化プラスチック（FRP）製の船体を有する掃海艇ということです。

「えのしま」は、ひらしま型[[掃海艇]]（16MSC）をベースにした設計となっており、海上自衛隊の掃海作戦を支援します。また、船体強度の健全性を維持するための構造モニタリング装置も装備されており、最新の技術を取り入れています。

艦歴

「えのしま」は、平成20年度計画掃海艇396号艇として、2009年5月14日にUSC京浜事業所で起工しました。進水は2010年10月25日、就役は2012年3月21日であり、横須賀地方隊第41掃海隊に編入されています。

就役後、数々の重要な任務に従事してきました。2012年10月14日には、相模湾で行われた平成24年度自衛隊観艦式に参加し、以降も数多くの訓練に出動しました。2014年には、硫黄島周辺海域での実機雷処分訓練や、陸奥湾でのアメリカ海軍との掃海特別訓練も経験しています。また、2015年には日向灘での機雷戦訓練を実施しました。

近年の任務では、2017年6月には伊豆半島沖でアメリカ海軍の駆逐艦「フィッツジェラルド」との衝突事故における乗員捜索にも参加し、その活動に対してアメリカ海軍の高官から感謝の意が表されました。さらに、2018年7月には陸奥湾にて日米印共同の掃海特別訓練も行われています。

今後は、2024年3月12日に大湊地方隊隷下函館基地隊第45掃海隊に編成替えされる予定です。このように、「えのしま」は多彩な任務を遂行し続けており、今後の活躍が期待されます。

参考文献

• - 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』（並木書房、2002年）
• - 『世界の艦船 海上自衛隊木造掃海艇建造史』（海人社、2010年）

関連項目として、海上自衛隊艦艇一覧が挙げられます。また、女優の小松彩夏が防衛省広報誌『MAMOR』で本艇を訪問し、制服を着用しての撮影を行ったこともあります（実際の撮影は2012年8月）。

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