お昼ですよ!ふれあいホール

『お昼ですよ!ふれあいホール』の概要

『お昼ですよ!ふれあいホール』は、NHK総合とNHKワールド・プレミアムで放送された昼の生放送番組です。2004年3月29日に始まり、毎週月曜日から金曜日の12時20分から12時43分まで放送されました。その形式は、13年間続いた『ひるどき日本列島』の後を受けてスタートしましたが、製作コストの見直しにより、地方からの生中継を終了し、東京のスタジオからの伝送に変更されました。

番組は、東京・渋谷にあるNHK放送センターの新設されたオープンスタジオ『みんなの広場ふれあいホール』から公開で行われ、視聴者と直接のふれあいを大切にしていました。内容は、毎週異なるテーマに基づいた生活情報やアーティストによるライヴパフォーマンスで、昼のバラエティ番組『ひるのプレゼント』を彷彿とさせるものでした。また、『公園通りで会いましょう』の形式も取り入れられていました。

番組の進行と特別放送

初期の頃は、武内陶子アナウンサーがラインナップを紹介しながら番組を進行していましたが、彼女が産休に入った後は阿部渉アナウンサーに交代し、さらに松本和也アナウンサーがサポートを行うことになりました。2005年度からは、高山哲哉アナウンサーも導入され、彼ら3人でローテーションを組みました。

毎年6月と8月、そして大晦日には、特別なイベントやジャンボ宝くじの抽選会が行われ、それに伴い放送時間が変更されることもありました。また、急なニュース速報で通常の放送ができない場合、収録放送が深夜や週末に移動されることもあったため、テーマが一致しないこともありました。

特に、2005年の3月25日から9月23日までの間は、『お昼ですよ!愛・地球博』と題して愛知県の博覧会から生中継を行い、その後の放送スタイルにも影響を与えることとなりました。これは全国的にも話題となり、NHKワールドTVでも時差放送されていました。

出演者とゲスト

ゲストの出演者は多彩で、定番の片岡鶴太郎などのほか、普段テレビにあまり出ない中谷彰宏や千住明などが登場しました。また、スポーツ選手の岩隈久志が注目期間に参加したこともありました。レギュラー演奏者には、Vanilla Moodとオルモットが起用され、オープニングテーマは宮川泰によるものでした。両バンドは通常は交わることがなかったものの、最終週にはコラボ演奏が実現しました。

番組の終了

『お昼ですよ!ふれあいホール』は2005年9月30日に終了し、翌月からは『スタジオパークからこんにちは』が新たに編成されました。その中で、各地からの生中継や『金曜バラエティー』が引き継がれる形となりました。

番組終了後も、Vanilla Moodはその後音楽活動を続けながらCDデビューを果たしましたが、オルモットは番組のために結成されたユニットであり、解散状態に近いままとなりました。『お昼ですよ!ふれあいホール』は、その魅力的な内容と思い出深い演出で、多くの視聴者に愛されてきた番組の一つです。

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