『けいさつのおにーさん』作品解説
『けいさつのおにーさん』は、からけみによる日本の
4コマ[[漫画]]作品です。
長野県長野市にある権堂町交番を舞台に、二人の警察官コンビが繰り広げる日常を描いています。この作品は、単なる警察官の日常を描くだけでなく、地域住民への啓発活動を通じて、交通安全や防犯意識の向上を促すというテーマも内包しています。
作品概要
本作は、
長野中央警察署のイメージキャラクターとして誕生した二人の警察官が、
漫画の世界で活躍する姿を描いています。当初は、可愛らしい女性警察官のキャラクターを依頼する予定でしたが、作者であるからけみが「おにいさんとおじさんのコンビを描きたい」という希望を出し、現在の男性二人組のキャラクターとなりました。このキャラクター設定が、作品の大きな魅力の一つとなっています。
キャラクター制定後、
長野県警察公式サイトにて
4コマ[[漫画]]の掲載が開始され、現在でも新作が追加されています。その後、
芳文社の編集者からの熱烈なオファーを受け、商業誌での連載を開始しました。最初は『まんがタイムジャンボ』で連載が始まり、後に『まんがホーム』でも連載が開始されました。しかし、『まんがタイムジャンボ』の休刊に伴い、連載は『まんがホーム』のみとなりましたが、後に
TOブックスへ移籍し、連載が再開されました。
登場人物
主要人物
穂苅 士朗(ほかり しろう)
長野中央警察署権堂町交番勤務の巡査。26歳。熱血漢で、少々空回り気味な頑張り屋。子供の頃に憧れていた正義の味方への思いと、過去の経験から警察官を志しました。
手塚 衛(てづか まもる)
権堂町交番勤務の巡査部長。42歳。冷静沈着で、料理や裁縫も得意な頼れる存在。特に料理の腕前は署内でも有名で、多くの同僚から羨望の眼差しを向けられています。女性警察官からは「結婚したい男性No.1」として憧れられています。
職場の同僚
桜井 一弘(さくらい かずひろ)
権堂町交番勤務の巡査部長。32歳。剣道と柔道の達人。非常に目が良く、遠くの女性や犯罪も見逃さない。既婚者で二児の父でもあります。
百瀬 千佳(ももせ ちか)
権堂町交番勤務の巡査。27歳。頑張り屋の女性警察官で、彼氏募集中です。
宮坂
長野中央警察署生活安全課所属の女性警察官。少年犯罪や児童虐待など、様々な犯罪の予防活動に従事しています。
職場の上司
長谷部署長
長野中央警察署の署長。少々辛口な一面もあります。
片桐 由理子
権堂町交番の所長。警部補。36歳。交番のお姉さん的存在です。
町の人々
松本 美希
穂苅が着ぐるみを着た姿に助けられ、警察官を夢見る少女。手塚のアドバイスを受け、将来警察官になることを決意します。
松本 陽介
美希の兄。高校生。警察官を志望するも、体育が苦手で自信がない。
穂苅 薫
穂苅の弟。
長野県長野商業高等学校の生徒。
主な舞台
権堂町交番
物語の中心となる場所。
長野中央警察署
警察官たちが所属する署。
長野駅周辺、権堂町商店街、善光寺界隈
長野市の観光名所や商店街が、物語の背景として登場します。
書誌情報
からけみ『けいさつのおに-さん』
芳文社〈まんがタイムコミックス〉、既刊6巻(
2018年10月5日現在)
2015年10月22日発行(2015年11月7日発売)、ISBN 978-4-8322-5433-6
2016年6月22日発行(
2016年6月7日発売)、ISBN 978-4-8322-5491-6
2016年12月22日発行(2016年12月7日発売)、ISBN 978-4-8322-5542-5
2017年5月21日発行(2017年5月6日発売)、ISBN 978-4-8322-5587-6
2018年1月19日発行(2018年1月4日発売)、ISBN 978-4-8322-5654-5
2018年10月20日発行(
2018年10月5日発売)、ISBN 978-4-8322-5719-1
ドラマCD
アニメイトにて、コミックス2巻、3巻の限定版セットとして販売されました。
キャスト
穂苅士朗 - 前野智昭
手塚衛 -
郷田ほづみ
穂苅弟 - 高橋渉
穂苅母 - 知桐京子
おばあさん - 宮沢きよこ
孫 - 岡部涼音
女性 - 松本沙羅
外部リンク
長野県警察 公式サイト)'>キャラクター紹介(
長野県警察 公式サイト)
*
TOブックス)'>「けいさつのおにーさん」特設サイト(
TOブックス)
この作品は、
長野県長野市を舞台に、地域の人々と共に生きる警察官たちの温かい日常を描いています。クスッと笑えるコメディ要素の中に、警察官の仕事に対する真摯な姿勢や、地域住民への愛情が込められています。ぜひ、一度手に取って、その魅力を味わってみてください。