長野中央警察署

長野中央警察署について

長野中央警察署は、長野県警察が管轄する警察署の一つで、県内でも特に大規模な警察署として知られています。署長の階級は警視正であり、多くの警察官が所属しています。

所在地

長野市三輪一丁目6番15号に位置しています。

管轄区域

上水内郡の信濃町、飯綱町、小川村、そして長野市の一部（長野南警察署の管轄区域を除く）を管轄しています。

沿革

長野中央警察署の歴史は古く、1875年（明治8年）に長野県第三号長野警察出張所として上水内郡長野町大門町に設置されたのが始まりです。その後、1877年（明治10年）には長野警察署に改称されました。

1901年（明治34年）には長野市若松町に初めての自前の木造庁舎を建設し移転。1935年（昭和10年）には、コンクリート製の庁舎を西鶴賀町に新築し移転しました。この庁舎は旧警視庁庁舎に似たデザインであったとされています。

戦後の1948年（昭和23年）には自治体警察の長野市警察署となりましたが、1954年（昭和29年）の新警察法施行に伴い、長野県長野警察署として再出発。そして、1972年（昭和47年）に長野南警察署が設置されたことを機に、現在の長野県長野中央警察署へと名称を変更しました。1975年（昭和50年）には、現在の三輪一丁目に庁舎を移転しています。

組織

長野中央警察署は、以下の課で構成されています。

総務課
会計課
留置管理課
生活安全第一課
生活安全第二課
地域第一課
地域第二課
刑事第一課
刑事第二課
交通第一課
交通第二課
警備第一課
警備第二課

以前は刑事第三課も存在しましたが、2019年（平成31年）3月の組織改編で廃止されました。

交番・駐在所

長野中央警察署は、管轄区域内に多くの交番と駐在所を設置しており、地域住民の安全を守るための活動拠点となっています。

交番

長野市権堂町交番
長野市長野駅前交番
長野市若里交番
長野市安茂里交番
長野市若松町交番
長野市三輪交番
長野市吉田交番
長野市柳町交番
長野市和田交番
長野市東北交番
長野市若槻大通り交番
長野市大豆島交番
豊野町交番
飯綱町交番
信濃町交番
長野市信州新町交番

警察官駐在所

長野市七二会警察官駐在所
長野市芋井警察官駐在所
長野市若穂警察官駐在所
長野市戸隠警察官駐在所
長野市鬼無里警察官駐在所
小川村警察官駐在所
長野市中条警察官駐在所

警備派出所

善光寺警備派出所

イメージキャラクター

長野中央警察署には、親しみやすい2人のイメージキャラクターがいます。

「中央署のおにいさん」穂苅士朗（26歳）
* 「中央署のおじさん」手塚衛（42歳）

これらのキャラクターは、長野県出身の漫画家・からけみ（唐花見コウ）さんによってデザインされました。当初は女性警察官のキャラクターが依頼されましたが、からけみさんの希望により男性キャラクターに変更されました。手塚衛のキャラクターは、結果的に人気ドラマ『相棒』の杉下右京に似た雰囲気になったとされています。

これらのキャラクターは、4コマ漫画やポスター、横断幕などの広報活動に使用されており、署のウェブサイトや漫画雑誌でも活躍しています。また、2018年には、からけみさん自身が一日警察署長を務めるイベントも開催されました。

まとめ

長野中央警察署は、県内でも重要な役割を担う警察署として、地域住民の安全と安心を守るために日々活動しています。歴史ある警察署でありながら、親しみやすいイメージキャラクターを起用するなど、新しい試みにも積極的に取り組んでいます。

もう一度検索