こまくさ道路

こまくさ道路とは

こまくさ道路は、長野県松本市に位置する主要な市道の一つで、正式には松本市道1223号線として登録されています。この道路は、松本駅を起点として北へ進み、蟻ケ崎、桐を経由して浅間温泉に至り、そこでやまびこ道路と接続します。松本市の中心市街地の西端と北端を迂回するように設計されており、市内交通の円滑化に大きく貢献しています。

道路の名称と特徴

こまくさ道路は、その区間によって異なる愛称で親しまれています。松本駅周辺の区間は「しらかば大通り」と呼ばれ、歩道沿いに植えられた白樺が美しい景観を作り出しています。この区間は、アルピコ交通の本社から松本バスターミナル間のバスの回送経路としても利用されており、地元では「バス通り」としても知られています。また、松本駅から蟻ケ崎までの区間は「今町通り」、さらにその先は「大手大通り」と呼ばれることもあります。

道路の特性として、松本駅前交差点から中央1丁目交差点の間は国道143号と重複しているため、交通渋滞が頻繁に発生します。しかし、松本駅の南側区間では交通量が比較的少なく、スムーズな通行が可能です。このように、こまくさ道路は、場所によって異なる交通状況を示す、多様な顔を持つ道路と言えるでしょう。

周辺施設

こまくさ道路沿いには、多くの施設が存在し、地域住民の生活と密接に結びついています。主な施設としては、アルピコプラザ、松本バスターミナル、松本駅などの交通拠点があります。また、富士電機専用バス停もあり、松本電鉄バスが運行する送迎バスが利用可能です（運賃は松本電鉄バス中山線の松本バスターミナル～富士電機前間と同額の200円）。

教育施設としては、長野県松本蟻ヶ崎高等学校、長野県松本深志高等学校、信州大学、長野県松本美須々ヶ丘高等学校などが点在しています。その他、塩釜神社、本立寺、長野県護国神社、長野県松本文化会館などの文化・宗教施設も近くに位置しています。終点付近には、温泉地として名高い浅間温泉があります。

交差・接続する主な通り

こまくさ道路は、以下の主要な通りと交差・接続しています。

松本駅前通り
公園通り
国道143号
やまびこ道路

これらの通りとの接続を通じて、松本市内の交通ネットワークにおいて重要な役割を果たしています。

こまくさ道路は、松本市の都市構造を理解する上で欠かせない道路であり、地域住民の生活を支える重要なインフラの一つと言えるでしょう。

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