こむぎっち号

こむぎっち号の概要

こむぎっち号は埼玉県上里町が運営するコミュニティバスであり、町の住民にとって欠かせない生活の一部となっています。このバスの愛称は、「こむぎっち」という特産品の小麦をモチーフにしたマスコットキャラクターからインスパイアされています。

歴史

このバスは2003年に「上里町福祉巡回バス」として始まり、2012年に「上里町内巡回バス」に改称されました。その後、利用者のニーズや車両の老朽化に伴って2016年に大幅に見直され、「こむぎっち号」として新しいスタートを切りました。この改編では、町民への利便性を重視し、運行日や運行時間も拡大されました。

2019年には全ルートのダイヤが見直され、北部ルートと南部ルートが改編されることで、異なる運行日に対応しやすくなっています。また、2021年には各ルートが循環運行に変更され、利便性が向上しました。これにより、運行頻度が上がり、乗り換え制度も整備されました。

運行内容

運賃は乗車1回につき100円となっており、非常にリーズナブルです。他のルートへの接続も可能な乗継乗車券が利用できるため、町内の様々な施設を巡るのに便利です。また、運行日が月曜日から土曜日および祝日で、日曜日および年末年始（12月29日から1月3日）は運休となるため、注意が必要です。

遅延や混雑を避けるための努力が続けられており、運行時刻も朝8時30分から夕方の6時30分頃までです。

路線情報

こむぎっち号は、中央ルート、北部ルート、南部ルートといった異なる路線があり、町内の主要場所やショッピングセンター、公共施設を効果的に結ぶ役割を果たしています。だいたい65分間隔で運行されており、利便性が高いルート設計がされています。以下に主要な経由地を示します。

中央ルート

• - アグリパーク上里
• - 天神・真下
• - イオンタウン上里
• - カインズホーム
• - 神保原駅北口
• - 西原町
• - 上里町役場
• - 農協前
• - 神保原駅南広場

北部ルート

• - アグリパーク上里循環
• - 神保原駅北口
• - イオンタウン上里

南部ルート

• - アグリパーク上里循環
• - 神保原駅南広場
• - ウニクス上里

運営と車両

運営は協同バスに委託され、専用のマイクロバスまたはワンボックスカーが用いられています。車両には特注のラッピングが施され、どの路線なのか一目でわかる仕様です。特に北部ルートに使用される車両は、従来のデザインに加え、ピンク色のキャラクターが描かれているため、町のシンボルとも言える存在です。

今後もこむぎっち号は、地域住民のニーズに応じて改善を重ねつつ、便利な交通手段としての役割を果たしていくことでしょう。

もう一度検索