ご存知!女ねずみ小僧

ご存知 女ねずみ小僧：昼は師匠、夜は義賊！新たな「女ねずみ」が活躍する時代劇

1977年、フジテレビ系列で放送された時代劇『ご存知 女ねずみ小僧』は、小川真由美主演による人気シリーズ「女ねずみ小僧」の第4作目にあたります。全31話で、毎週月曜日の夜9時から1時間枠で放送されました。フジテレビと松竹の共同制作による作品です。

本作品は、それ以前の『浮世絵 女ねずみ小僧』（全3シリーズ）と主人公以外、キャストや設定が完全に一新されています。そのため、前作シリーズとの繋がりは一切なく、独立した物語として楽しむことができます。

主人公と仲間たち：昼の顔と夜の顔

主人公は、昼間は常磐津（じょうばんづ）の師匠「お京」として知られる女性です。しかし、夜になると一転、義賊「女ねずみ」として活躍します。その姿は、黒い装束に赤い模様が特徴的です。

彼女のパートナーとなるのが、「男ねずみ」こと浮右衛門です。昼は湯屋「いろは湯」の主人として人々と接しますが、夜になると「男ねずみ」として、お京と共に悪に立ち向かいます。独特な黒子の様な装束をまとい、謎めいた雰囲気を漂わせています。

その他にも、湯屋「いろは湯」で働く三助や、岡っ引き、そして物語に様々な形で関わっていく個性豊かな登場人物たちが、お京と浮右衛門を支えます。中でも、物語の中盤から登場する花之丞は、重要な役割を果たす人物です。

時代設定とストーリー：元禄時代と赤穂事件

時代設定は明確に示されていませんが、物語の展開から、元禄時代が舞台であると推測できます。特に第30話では、元禄時代の出来事である赤穂事件（赤穂浪士による吉良邸討ち入り）が重要な要素として物語に絡んできます。

お京と浮右衛門は、様々な事件に遭遇しながら、弱きを助け、悪を懲らしめます。彼らの活躍は、時代劇ならではの迫力と、義賊ならではの痛快さで描かれています。

キャスト：個性豊かな俳優陣

『ご存知 女ねずみ小僧』には、個性豊かな俳優たちが名を連ねています。小川真由美さん演じるお京、三国連太郎さん演じる浮右衛門をはじめ、にしきのあきらさん、原田大二郎さん、林与一さん、古代一平さん、野村昭子さん、若原瞳さん、菅貫太郎さんなど、ベテランから若手まで、実力派俳優陣が勢ぞろいしています。それぞれのキャラクターが魅力的で、物語に深みを与えています。

音楽：時代劇の世界観を彩る楽曲

主題歌「真夜中の子守歌」と挿入歌「屋根の上のふたり」は、ヒデとロザンナが歌っています。これらの楽曲は、前作『浮世絵 女ねずみ小僧』の主題歌をアレンジしたもので、本作品の世界観をさらに盛り上げています。

スタッフ：制作陣のこだわり

プロデューサー、監督、脚本家、音楽、撮影、美術など、制作スタッフも豪華な顔ぶれです。それぞれのプロフェッショナルたちが、綿密な計画と緻密な作業により、時代劇としての完成度を高めました。

まとめ：新たな「女ねずみ小僧」の魅力

『ご存知 女ねずみ小僧』は、小川真由美さん演じる新たな「女ねずみ小僧」の活躍を描いた、痛快時代劇です。前作とは異なる世界観と、魅力的なキャラクター、そして時代劇らしい展開が、視聴者を魅了します。元禄時代を舞台に、義賊として活躍するお京と浮右衛門の活躍は必見です。

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