さざなみフォント

さざなみフォントは、CLWFK（和田研フォントキット派生）によって自動生成されたフォントと、既存のフリーなビットマップフォントを合成して作られた日本語フォントです。

概要

さざなみフォントには、ゴシック体と明朝体が存在します。丸ゴシック体も開発されていましたが、未リリースです。開発のきっかけは、前身である東風フォントが不正競争防止法の問題で使用できなくなったことでした。そのため、当初は「東風フォント代用品 (kochi-substitute)」という名称で呼ばれていました。Fedora Core 5では、東風フォントに代わり、標準の日本語フォントとして採用されていました。

ライセンスは、当初和田研ライセンスでしたが、自動生成前の部品のライセンスを、著作者の許可を得て修正BSDライセンスに変更されました。これにより、より自由な利用が可能になりました。

品質と派生フォント

CLWFKによる自動生成の品質があまり高くなかったため、さざなみフォントはバランスが悪く、美しいとは言いがたい部分がありました。そのため、多くの人々が手作業で調整を加えた派生フォントや、他のフォントとの合成フォントが多数作成されました。

派生フォントの例

VLゴシック
梅フォント

さざなみフォントは、その自由度の高さと、派生フォントの多さによって、日本語フォントの発展に大きく貢献しました。

関連項目

日本語フォントの比較
和田研フォント
東風フォント
IPAモナーフォント

出典

(ここに参考文献の情報を追記します)

脚注

(ここに脚注の情報を追記します)

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