VLゴシック

VLゴシックは、Project Vineの鈴木大輔氏が中心となって開発した、M+ OUTLINE FONTSとさざなみゴシックを合成したフォントです。OpenType（TrueTypeベース）形式で提供されており、一部の文字はM+ OUTLINE FONTSの文字部品を元に新たに作成されています。

特徴

文字集合: JIS X 0208に準拠しており、JIS90の字体を取り扱うことができます。さらに、JIS X 0212を完全に収録しているため、JISコードに存在しない文字も一部利用可能です。JIS X 0213への対応は、IVS（Ideographic Variation Sequence）およびOpenType Feature Tagを使用して字形を切り替えることで実現しています。
用途: Vine Linuxで標準フォントとして採用されているほか、かつてはライセンス上の問題でIPAフォントが利用できなかったUbuntuでも標準フォントとして採用されていました。

種類

VLゴシックには、以下の2つの種類があります。

VL Pゴシック (VL PGothic): 可変幅フォントです。文字の幅が文字によって異なります。
VL ゴシック (VL Gothic): 固定幅フォントです。すべての文字の幅が同じです。

関連情報

VLゴシックについてさらに詳しく知りたい場合は、以下の情報源をご参照ください。

VLゴシックフォントファミリ
VLゴシックフォントファミリ — SourceForge.JP
VLGothic Font Family — GitHub

関連項目

日本語フォントの比較
M+ FONTS
さざなみフォント

VLゴシックは、幅広い文字をサポートし、様々な環境で使用できる汎用性の高いフォントです。その美しいデザインと使いやすさから、多くのユーザーに支持されています。

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