しきぶ駅

しきぶ駅：紫式部の里に新たな駅が開業

福井県越前市畷町に建設中のハピラインふくい線「しきぶ駅」は、2026年春、地域住民の期待を乗せて開業予定です。近隣の紫式部公園にちなんだ駅名は、歴史と文化を感じさせる、この地の象徴と言えるでしょう。

開業までの道のり

当初は2025年春の開業を目指していましたが、建設工事の入札に不備があったため、工期が延長されました。国や地方公共団体の支援を受け、着々と工事が進められています。2023年12月には越前市から駅名候補として「しきぶ」が提案され、2024年2月、正式に決定しました。同年6月には開業時期が2026年3月頃に変更発表され、現在は最終段階の整備に入っています。

駅の構造と周辺環境

4両編成に対応した地上駅で、千鳥式ホーム2面2線の構造となります。ホーム間は構内踏切で行き来できます。改札口は無人駅のため東西両側に設置され、駅西口には駐輪場やバス停も整備される予定です。駅周辺には住宅地が広がり、西側には紫式部資料館や公園などがあります。東側には物流センターや漁業協同組合の連絡所などが存在し、日野川が線路と並行して流れています。駅東西は跨線橋で結ばれていますが、開業後は構内踏切も利用可能になります。駅前ロータリーには路線バスやタクシー乗り場なども整備される予定で、利便性の向上が期待されています。

利用状況とアクセス

1日の利用者数は約570人と想定されています。王子保駅と武生駅の中間地点に位置し、周辺地域住民の生活の利便性を高める役割を担います。駅へのアクセスは、福井県道28号福井朝日武生線や福井県道19号武生米ノ線などを利用できます。また、国道8号福井バイパスも比較的近距離にあります。

しきぶ駅：地域社会への貢献

「しきぶ駅」の開業は、越前市の発展に大きく貢献すると期待されています。近隣住民の利便性向上はもちろん、観光客誘致による地域経済活性化にもつながる可能性を秘めています。紫式部ゆかりの地を訪れる観光客にとっても、アクセスが容易になることで、より深くこの地の歴史文化に触れる機会が増えるでしょう。

まとめ

「しきぶ駅」は、単なる鉄道駅にとどまらず、地域社会の活性化を担う重要な拠点となるでしょう。2026年春の開業が待ち遠しい、越前市の新たなランドマークです。今後の更なる発展に期待しましょう。

隣の駅

ハピラインふくい線
王子保駅
しきぶ駅
武生駅

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