すみれ色の涙から…

アルバム概要



すみれ色の涙から...』は、1981年11月5日にリリースされた岩崎宏美カバーアルバムです。発売元はビクター音楽産業で、規格品番はSJX-30123です。このアルバムは、「すみれ色の涙」などの日本の名曲を再解釈し、聴く人を感動させるような作品に仕上げられています。

編曲と収録内容



このアルバムに収められている全曲は、著名な編曲家である萩田光雄の手によるもので、独自のアレンジが施されています。収録曲には、以下のような邦楽のヒット曲が含まれています。

  • - すみれ色の涙 (作詞: 万里村ゆき子、作曲: 小田啓義)
  • - 卒業写真 (作詞・作曲: 荒井由実)
  • - サルビアの花 (作詞: 相沢靖子、作曲: 早川義夫)
  • - 20才のめぐり逢い (作詞・作曲: 田村功夫)
  • - 吟遊詩人の唄 (One Man Band) (作詞・作曲: Leo Sayer - Dave Courtney、訳詞: 甲斐よしひろ)
  • - さよならをするために (作詞: 石坂浩二、作曲: 坂田晃一)
  • - 街の灯り (作詞: 阿久悠、作曲: 浜圭介)
  • - 少しは私に愛を下さい (作詞・作曲: 小椋佳)
  • - ともしび (作詞: 山上路夫、作曲: 大野雄二)
  • - 夢で逢えたら (作詞・作曲: 大瀧詠一)
  • - 空に星があるように (作詞・作曲: 荒木一郎)

このアルバムの特筆すべき点は、実際の邦楽の名曲を多彩に取り入れ、岩崎宏美の声と魅力が鮮やかに引き立てられているところです。

再リリースとボーナストラック



2007年には、初めてのCD化として紙ジャケットで復刻されました。このリリースには、当時未発表だった楽曲4曲と、カセットテープでリリースされたベストアルバム『THE BEST』にも収録されていた「万華鏡」の新バージョンがボーナストラックとして追加されました。さらには、ボーナストラックには以下の楽曲が収められています。


これらのボーナストラックは、聴き手に新たな感動を与えることでしょう。また、初回復刻版には裏ジャケットに印刷ミスがあり、発売元に送ることで修正済みの新品ジャケットと交換されています。このような背景を持つ『すみれ色の涙から...』は、シンガー岩崎宏美の魅力を再確認させる一枚です。

まとめ



このアルバムは、ただのカバーアルバムではなく、岩崎宏美の歌唱力や表現力が光るアート作品としても評価されています。日本の音楽シーンにおける名曲を新たな解釈で楽しむことができる意義深い作品として、多くのファンに愛され続けています。

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