つくばエキスポセンター

つくばエキスポセンター（TSUKUBA EXPO CENTER）

つくばエキスポセンターは、茨城県つくば市に所在する科学館で、1985年に開催された国際[[科学技術博覧会]]（つくば万博）を受けて設立されました。この施設は公益財団法人つくば科学万博記念財団によって運営されており、最新の科学技術を広く一般の人々に体験してもらうことを目的としています。館内には世界最大規模を誇るプラネタリウムや、屋外には実物大のH-IIロケット模型が展示されており、多くの訪問者を魅了しています。

科学の幅広い展示

つくばエキスポセンターでは、宇宙、海洋、ナノテクノロジー、生命[[科学]]など、様々な分野の科学技術に関する展示が行われています。例えば、日本が開発した深海探査艇「しんかい6500」の模型に乗り込むことで、深海の世界を疑似体験することができます。また、万博当時の様子を振り返る「科学万博メモリアル」や、霞ヶ浦の水質変化をテーマにした「霞ヶ浦研究レポート」というコーナーも設けられており、科学の実際を学ぶための場が整えられています。館内の展示案内を担当するのは、研究所のOBたちで、訪問者に興味深い説明を提供しています。

館外展示も充実

館外にも数多くの展示があり、特に目を引くのが横浜博覧会から移設されたH-IIロケットです。高さはなんと50メートル。さらに、質量が50トンにもかかわらず、容易に動かすことができる「ゆるぎ石」も屋外にあります。これは科学万博当時の展示物であり、科学の不思議を伝えています。館内に入る際は入館券が必要ですが、屋外展示も楽しめる設定です。

プラネタリウムの魅力

つくばエキスポセンターのプラネタリウムは、開館当初からあり、これまでに数回の設備更新が行われてきました。現在のドームは傾斜型で直径25.6メートル、収容人数は232名です。光学式とデジタル式の機器が統合されており、ハイブリッド型として機能しています。上映プログラムにはオリジナルや星空解説、子供向けプログラムなどがあり、特に子供向けプログラムにはポケットモンスターが登場するものもあります。

歴史的な背景

1985年に国際[[科学技術博覧会]]が開催される中で、つくばエキスポセンターは初めから恒久施設として位置づけられました。万博終了後、1986年には再整備され、つくばエキスポセンターとして一般公開が始まりました。以来、科学技術の普及を図り、地域に根差した活動を行っています。財団法人つくば科学万博記念財団としての運営も行われており、その活動は今も続いています。

アクセスと施設情報

つくばエキスポセンターへの交通手段は多岐にわたります。首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスのつくば駅からは徒歩約5分で到着します。また、つくばの観光バスも利用でき、「つくばエキスポセンターバス停」で下車すればすぐです。自動車でのアクセスも簡単で、常磐[[自動車道]]の桜土浦インターチェンジからは約15分の距離にあります。

開館時間と休館日

開館時間は通常、9時50分から17時までですが、12月と1月の平日は16時30分までの短縮営業です。休館日は毎週月曜日や月末の最終火曜日で、祝日の際は翌日が休館となります。また、年末年始に臨時休館がある場合もあります。

このように、つくばエキスポセンターは科学技術を身近に感じられる貴重なスポットとして、多様な展示や体験を通じて訪れる人々に楽しさと学びを提供しています。

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