なかっぱ

なかっぱ：福岡県中間市の愛されマスコット

なかっぱは、福岡県中間市の公式マスコットキャラクターとして、市民に親しまれています。その愛らしい姿は、中間市を流れる堀川に伝わる「河童の証文」といった伝承に由来すると考えられています。

誕生の背景と歴史

2008年、中間市は市制50周年を迎えました。その記念事業の一環として、イメージマスコットキャラクターのデザインが一般公募され、36件の応募の中から「なかっぱ君」が選ばれました。しかし、当初はあまり注目されず、不遇の時代を過ごします。転機が訪れたのは、ゆるキャラブームが到来した2010年頃。再び少しずつ人々の目に触れる機会が増え、2011年には福岡県の自治体として初めて公式ツイッターを開始。中間市地域交流センターや新鮮市場さくら館の宣伝など、市のイベント情報を独特の口調で発信し、人気を集めています。

主な出来事

2008年7月：中間市市制50周年記念事業のイメージマスコットキャラクターデザインを一般公募。
2008年10月：「なかっぱ君」が最優秀賞に決定。
2008年11月：市制50周年記念事業「やっさ総踊り」で表彰式と賞品授与式が行われる。
2010年夏頃：なかっぱの編みぐるみが製作され始める。
2010年9月：中間商工会議所主催のイベントで、なかっぱの缶バッジとTシャツが試験的に製作される。
2011年2月：中間市公式Twitter「なかっぱのツイッター」開始。
2011年4月：中間市さくらの里地域交流センターのオープン記念式典で、なかっぱの着ぐるみが紹介され、缶バッジが販売される。売上は東日本大震災の義援金に充てられた。
2011年8月：なかっぱのブログ「なかっぱの日記」開始。
2013年11月：市制55周年記念企画として「なかっぱのうた」が完成。

プロフィール

設定：中間市内に住むカッパ。
性格：シャイで人懐っこい。
口癖：「ぬん」(´Θ`)
身長・体重：キュウリ3本分
好きな食べ物：キュウリ
外見：中間市の「中」の字を模した皿を頭に載せ、「間」の字で顔を形成。喜怒哀楽を目の角度で表現。皿とくちばし、足首はオレンジ色か濃い黄色、残りは濃い緑色。
性格：川筋気質でさっぱりしているが、不遇の時代が長かったため、やや怠け者でひねくれている。

グッズ展開

なかっぱは、様々なグッズにも展開されています。

編みぐるみ：毛糸で編まれたぬいぐるみ（非売品）。
Tシャツ：イベントスタッフ用に制作されたもの（現在は製造されていません）。
エコバッグ：イベント参加者への記念品（現在は製造されていません）。
救缶バッジ：東日本大震災の義援金のために制作された缶バッジ。
お守り：なかま神社で祈願されたお守り。
マフラータオル：ピンクの水玉模様となかっぱの顔が入ったタオル。
さくら缶：桜をイメージしたお茶缶。
きゅうりぼんステッカー：なかっぱの顔の周りにキュウリが巻かれたステッカー。
なかっぱのうた：市民から歌詞を募集して制作されたオリジナルソング（ストラップ付き）。

関連情報

なかっぱのブログ「なかっぱの日記」
TwitterURL'>中間市公式Twitter「なかっぱのツイッター」

なかっぱは、中間市の魅力を発信するだけでなく、地域を盛り上げる存在として、これからも活躍していくことでしょう。

もう一度検索