なみはや講談協会

一般社団法人なみはや講談協会

一般社団法人なみはや講談協会は、伝統的な講談を継承しながらも、新しい試みに取り組むことを目的として、2017年に設立されました。この協会は、旭堂南陵の直弟子や孫弟子たちによって構成されており、現在の会長は旭堂南華氏が務めています。

沿革

なみはや講談協会は、2017年に誕生しました。同年、旭堂南鱗を含む三代目南陵の一門に属する講談師たちが、上方講談協会を離れ、新たな道を歩むためにこの協会を設立しました。この年の7月12日に、最初の光照寺講談会が開催され、以来、講談の普及と理解促進に努めてきました。

光照寺講談会は2020年10月14日から四天王寺前夕陽ヶ丘講談会へと名称が変わり、その後も隔月での定期開催を続けています。さらに、三代目南陵の命日である8月17日には、毎年「南陵忌」を行い、南陵を偲ぶ場を設けています。

2019年10月31日には、池袋演芸場で余一会として「江戸初お目見え興行」を行うなど、協会としての活動は多岐にわたっています。これにより、伝統に根ざした講談芸の魅力を広める努力を続けています。

2023年6月には一般社団法人として正式に認可を受け、旭堂南華が代表に、旭堂南鱗が名誉会長に就任する形となりました。このように、組織としての体制を整え、さらなる発展を目指しています。

特に注目すべきは、2023年10月2日から4日間にかけて行われた「国立講談三夜～講談協会・日本講談協会・なみはや講談協会 三派の会～」の特別企画です。このイベントでは、さまざまな協会員が出演し、会長の南華は最終日に「奴の小萬（作：旭堂南海）」を演じ、トリを務めました。これにより、協会の存在感を大いに示しました。

協会員

なみはや講談協会のメンバーには、以下の講談師がいます：

• - 旭堂南鱗（名誉会長）
• - 旭堂南北
• - 旭堂南華（会長）
• - 旭堂南海
• - 旭堂南湖
• - 旭堂鱗林
• - 旭堂一海

さらに、会友として旭堂左南陵も名を連ねており、協会の活動を支えています。

このように、なみはや講談協会は伝統的な講談を守りつつ、新しいチャレンジを重ねており、今後もその活動に期待が寄せられています。

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