はがねオーケストラ

はがねオーケストラ：装甲車両カスタマイズバトルと多彩なメディア展開

2016年10月、ハンビットユビキタスエンターテインメントよりリリースされたスマートフォン向けゲームアプリ『はがねオーケストラ』（略称：はがオケ）は、プレイヤーが個性豊かな装甲戦闘車両「はがね」をカスタマイズし、バトルを楽しむ作品として人気を博しました。ゲームアプリのリリースと同時に、TVアニメも放送され、メディアミックス展開も積極的に行われていました。しかし、2018年5月31日をもってサービスは終了しています。

ゲーム内容

『はがねオーケストラ』は、プレイヤーが様々な「はがね」を操縦し、バトルを展開するゲームです。ゲーム内では「はがね」のカスタマイズ要素が充実しており、自分だけのオリジナル機体を作り上げることができました。戦略的な戦闘システムも魅力の一つで、プレイヤーは「はがね」の性能や特性を理解し、状況に応じて適切な戦術を選択する必要がありました。

登場キャラクター

個性豊かなキャラクターたちも『はがねオーケストラ』の魅力の一つです。主人公クリス（声：斉藤壮馬）をはじめ、自意識を持つ携帯端末DEN-TAN（声：佐々木啓夫）、防衛隊総隊長代理のクレハ（声：筒井絵理奈）、正体不明の行商人マーシャ（声：佐藤あずさ）、はがねの整備士ナナカ（声：松井恵理子）など、多くのキャラクターが登場し、それぞれの物語が展開されました。防衛隊員のカコ（声：水原薫）、カジカ（声：榎木淳弥）、ヤナギ（声：畠山豪介）、マーシャ親衛隊のハンゾウ（声：徳石勝大）、宿屋の若女将ツバキ（声：中恵光城）といった個性的なキャラクターもゲームを彩りました。さらに、チュートリアルを担当する結月ゆかり（声：結月ゆかり）と弦巻マキ（声：弦巻マキ）は、VOICEROIDの声を使用しており、独特の存在感を放っていました。

テレビアニメ

ゲームのリリースと同時に放送されたTVアニメ『はがねオーケストラ』は、TOKYO MXにて2016年10月10日から12月26日まで、毎週月曜1時（日曜深夜）に5分枠の短編アニメとして放送されました。ニコニコチャンネルでも配信され、ゲーム本編とは異なる内容で、ゲームの宣伝を目的としたセルフマーケティング的な作品でした。アニメーション制作はファンワークスが担当し、太田雅彦監督をはじめ、豪華スタッフ陣によって制作されました。

ウェブラジオ「はがラジ」

ニコニコチャンネルのHUEチャンネルにて配信されたWebラジオ「はがラジ」は、2015年12月28日から不定期配信されました。オンラインRPG『アークサイン』Webラジオ「ギリラジ」を継承したもので、「男子校RADIO」と「女子校RADIO」が交互に配信されました。パーソナリティは、女子校RADIOが松井恵理子、筒井絵理奈、佐藤あずさ、男子校RADIOが榎木淳弥、徳石勝大、畠山豪介と、ゲームに出演する声優陣が務めていました。第5回からはFaceRig+Live2Dを使用し、表情豊かな配信となりました。

その他

2017年4月14日には、TVアニメのDVDが発売されました。ゲーム、アニメ、ラジオと多角的なメディアミックス展開を試みた『はがねオーケストラ』は、サービス終了後も、多くのファンから記憶に残る作品として語り継がれています。公式Twitterアカウントも存在し、情報発信の場となっていました。

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