はしだのりひこ

はしだのりひこ：フォークシンガーの軌跡

基本情報

本名は端田宣彦（はしだ のりひこ）で、1945年1月7日に京都府で出生しました。彼は日本のフォークシンガーやシンガーソングライターとして知られ、愛称は「のりちゃん」です。彼の音楽活動は日本のフォーク音楽シーンに大きな影響を与え、数々のメンバーと共に様々なグループを結成しました。自身の子供たちも、息子が大学の准教授、娘は舞台女優として活躍しています。

学歴と音楽の始まり

同志社高等学校を卒業した後、同志社大学の神学部に進学しましたが、大学では計10年もの間在籍した後に退学しています。高校2年生の時に文化祭でギターを手にし、そこから音楽の道が始まります。

主要活動

1964年には「ドゥーディ・ランブラーズ」のメンバーとして音楽活動を開始。翌1968年には「ザ・フォーク・クルセダーズ」に参加し、その名を広めました。フォーク・クルセダーズが解散した後は、様々なグループでリーダーを務め、ソロに転向しています。

ドゥーディ・ランブラーズ

このグループは学生時代に仲間と共に結成され、1967年にはシングルをリリースしました。特に「戦いは一度でいい」は全編英語の歌詞が特徴で、当時のモダンな風潮を反映しています。

ザ・フォーク・クルセダーズ

はしだの参加以前から存在した代表曲も多く、彼の加入後には新たなオリジナル曲も制作されました。特に「帰って来たヨッパライ」などのヒット曲は今でも多くの人々に親しまれています。

はしだのりひことシューベルツ

その後は「はしだのりひことシューベルツ」というグループを結成し、短期間ではありましたが、レパートリーは多彩でした。特にテレビでの露出も多く、知名度を広げました。

他のグループ活動

「はしだのりひことクライマックス」「はしだのりひことエンドレス」など数々のグループと共に活発な音楽活動を展開し、いくつかのヒット曲をリリースしました。「花嫁」や「嫁ぐ日」などは彼の代表的な楽曲として有名です。

幅広い活動

彼の活動は音楽だけにとどまらず、エッセイや著書の執筆にも携わり、特に「おとうさんゴハンまーだ」といった本が話題を呼びました。また、主夫としての体験を記したこともあり、これにより新たな視点が多くの人々に影響を与えました。

最晩年

2017年にはパーキンソン病を公表し、同年の12月には白血病により他界しました。彼の死は多くのファンにとって衝撃的であり、告別式には多くの人が集まり、彼の楽曲が大合唱されたことで彼の存在の大きさを改めて感じさせました。

まとめ

はしだのりひこは、フォーク音楽の先駆者として多くの人々に慕われ続け、数々の名曲を生み出したアーティストの一人です。その幅広い活動の中で培った音楽や文化への経験は、特に日本の音楽シーンにおいて今なお生き続けています。

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