ひばりのドドンパ/車屋さん

美空ひばり「ひばりのドドンパ／車屋さん」解説

1961年4月15日に発売された美空ひばりのシングルレコード「ひばりのドドンパ／車屋さん」。このシングルは、当初A面だった「ひばりのドドンパ」と、B面だった「車屋さん」の2曲を収録しています。

「車屋さん」の人気

発売当初はB面だった「車屋さん」ですが、その後の人気はA面を凌ぐほどでした。美空ひばり自身もこの曲を非常に気に入り、1988年の復帰公演「不死鳥 美空ひばり in TOKYO DOME」でも歌唱しました。

2019年の時点では、美空ひばりのシングル売上ランキングで20位にランクインしており、長年にわたり愛されていることがわかります。(日本コロムビア調べ)

様々なアーティストによるカバー

「車屋さん」は、美空ひばりの没後も多くのアーティストによってカバーされています。

1991年、ジャニーズ事務所のアイドルグループ・忍者が「おーい!車屋さん」としてカバー。テレビアニメ『21エモン』のオープニングテーマに起用され、若い世代にも広く知られるようになりました。
2004年には、東京事変が「車屋さん」をカバーし、シングルとしてリリース。2005年のライブツアーでも披露され、その模様はライブ映像集「Dynamite out」で視聴できます。東京事変による斬新なアレンジは、原曲の魅力をさらに引き出しました。

収録曲について

オリジナル盤

ひばりのドドンパ
作詞・作曲：米山正夫
編曲：松尾健司
東映映画『魚河岸の女石松』主題歌
車屋さん
作詞・作曲：米山正夫
編曲：福田正

1991年盤

車屋さん
作詞・作曲：米山正夫
編曲：福田正
お祭りマンボ
作詞・作曲・編曲：原六朗

関連情報

1961年の音楽
ドドンパ（ひばりのドドンパ）
* 都々逸（車屋さん）

「ひばりのドドンパ」は、当時流行していたドドンパのリズムを取り入れた楽曲です。一方、「車屋さん」は、都々逸のような独特の節回しが特徴的な楽曲です。これらの楽曲は、美空ひばりの多彩な表現力を示すとともに、昭和歌謡史においても重要な位置を占めています。

「ひばりのドドンパ」は東映映画の主題歌として使用されましたが、現在では「車屋さん」の方が圧倒的に有名で、多くの人に親しまれています。美空ひばりの歌声とともに、その時代を彩った名曲として、これからも歌い継がれていくことでしょう。

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