びわこ銀行

株式会社びわこ銀行の歴史と活動

株式会社びわこ銀行（英: The Biwako Bank, Ltd.）は、かつて滋賀県大津市を本拠地とした第二地方銀行でした。この銀行は、地域経済の発展に寄与しつつ、環境保全にも力を入れていた特徴があります。

銀行概要

びわこ銀行は、三井住友銀行との関係が深く、最後の頭取はこの銀行からの出身でした。また、大阪証券取引所第1部に上場していましたが、最終的には東京証券取引所に統合されました。

環境への取り組み

びわこ銀行は特に環境保全に力を入れており、行内に環境銀行を設立しました。この取り組みの一環として、琵琶湖の水質改善に成功すれば、預金金利を引き上げるといった施策を行い、経済活動と環境保護の好循環を目指す姿勢がありました。

合併とその後

2010年3月1日、びわこ銀行は関西アーバン銀行（現・関西みらい銀行）に吸収合併されました。合併後、旧びわこ銀行の本店は「びわこ営業部」という名称で存続し、びわこ銀行のロゴは関西アーバン銀行の「環境マーク」として引き継がれました。

ATMの取り組み

合併前には、びわこ銀行のATMを利用することができました。利用者にとって便利な条件として、三井住友銀行や関西アーバン銀行、さらにはセブン銀行やイオン銀行、大垣共立銀行、三重銀行のATMでの無料出金サービスが提供されていました。各銀行での利用時間は平日の8:45から18:00までが基本でした。

銀行の沿革

びわこ銀行の沿革を振り返ると、1942年に滋賀無尽株式会社として設立されたのが始まりです。最初は近江八幡市に位置していましたが、1951年に相互銀行に転換し、商号を株式会社滋賀相互銀行に変更しました。その後、1968年に本店を大津市に移転し、1989年には普通銀行となり、株式会社びわこ銀行へと改名しました。

合併前の重要な出来事

2009年には関西アーバン銀行との合併についての基本合意が成立し、12月には本店営業部の名称が「びわこ営業部」に変更されました。2010年に入ると、2月24日には大阪証券取引所第1部から上場廃止となり、3月1日に関西アーバン銀行に吸収され解散する運びとなりました。

その後、2011年には勘定系システムを統合し、新たな体制での運営がスタートしました。

まとめ

びわこ銀行は地域に根ざした活動と環境への配慮を兼ね備えた銀行として、長い歴史を持ちましたが、関西アーバン銀行との合併を経て新たな進化の道を歩むこととなりました。地域社会に与えた影響は今なお語り継がれています。

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