ぷかりさん橋

ぷかりさん橋：横浜みなとみらいの海上ターミナル

ぷかりさん橋は、神奈川県横浜市西区みなとみらい地区に位置する、横浜港の客船ターミナルです。正式名称は「みなとみらいさん橋及び同付属旅客施設」といい、みなとみらい桟橋や海上旅客ターミナルとも呼ばれています。1991年に日本初の浮体式ターミナルとして開業し、そのユニークな構造から、みなとみらい地区のシンボル的な存在として親しまれています。また、2018年には「よこはま・みなとみらい海の駅」に認定されており、観光スポットとしても人気があります。

概要

ぷかりさん橋は、みなとみらい地区のヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルとパシフィコ横浜の正面（海側）に位置しています。その最大の特徴は、桟橋とターミナル建物自体が海上に浮かんでいることです。これは、構造上は船舶（係留船）として扱われるほどです。「ぷかりさん橋」という名称は、全国公募によって決定されたもので、その浮体式の構造に由来しています。

施設

ぷかりさん橋は、2本の桟橋（Aバース、Bバース）と客船ターミナルで構成されています。

Aバース・Bバース: プレジャーボートや公官庁の船舶が係留されています。かつては、ここからポートサービスの水上バス「シーバス」やレストラン船「マリーンルージュ」、遊覧船「マリーンシャトル」が発着していました。
客船ターミナル: 西洋風の2階建ての建物で、時計台が特徴です。1階には切符売り場と待合室があり、2階にはヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル直営の海上レストラン「ピア21」があります。

ぷかりさん橋は、屋形船や個人所有のプレジャーボートも利用でき、全長40フィート未満の船は2,000円、40フィート以上の船は4,000円の利用料がかかります。

乗り入れ航路

現在、ぷかりさん橋には観光クルーザーや屋形船が乗り入れています。

過去の乗り入れ航路

かつては、以下の航路がぷかりさん橋を利用していました。

コーストウェイズ: 都市間を結ぶ高速船を運航していました。
海ほたるライン: 横浜大さん橋～ぷかりさん橋～東京・日の出桟橋/船橋ららぽーと桟橋
パラダイスライン: ぷかり桟橋～横浜・八景島シーパラダイス
ポートサービス: 横浜港内の定期航路を運航していました。
レストラン船「マリーンルージュ」/遊覧船「マリーンシャトル」: 横浜港周遊
水上バス「シーバス」: 横浜駅東口（横浜ベイクォーター内）～ぷかりさん橋～赤レンガ倉庫～山下公園航路

2022年3月31日をもって、水上バス「シーバス」の定期乗り入れは終了しました。2022年4月23日からは、ぷかりさん橋に代わって「ハンマーヘッド新港ふ頭さん橋」が発着場所となっています。

アクセス

ぷかりさん橋へのアクセスは以下の通りです。

みなとみらい線「みなとみらい駅」より徒歩5分
JR京浜東北線・横浜市営地下鉄「桜木町駅」より徒歩15分
* 横浜市営バス14系統「パシフィコ横浜」下車すぐ

まとめ

ぷかりさん橋は、そのユニークな構造と美しいロケーションから、横浜みなとみらいを代表する観光スポットの一つです。客船やプレジャーボートの発着だけでなく、海上レストランや周辺施設も楽しむことができ、訪れる人々を魅了し続けています。

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