まんきゅう

まんきゅう:多才なアニメーション作家の軌跡



まんきゅう(1980年5月27日生まれ)は、神奈川県川崎市出身の日本のキャラクター映像作家アニメ監督脚本家です。その独特な作風と幅広いジャンルでの活躍は、多くのアニメファンを魅了し続けています。

初期の活動とDLE時代



法政大学国際文化学部を卒業後、フリーランスとして活動を開始したまんきゅう氏は、2006年にDLE(デジタル・フロンティア)に入社しました。この時期には「mick box」という名義で活動し、テレビ東京系列で放送された『ファイテンション☆スクール』や『ファイテンション☆テレビ』といった番組内で、『はなけろ』シリーズや『開運!大便小僧』などのユニークな作品を手がけました。これらの作品は、彼の独特なキャラクターデザインとシュールなユーモアセンスを世に知らしめるきっかけとなりました。

ペンネームの変更とギャザリング時代



2009年4月、アニメ『伝染るんです。』の監督に就任したことを機に、ペンネームを幼少期のあだ名である「まんきゅう」に改名しました。同年にはDLEを退社し、10月1日にはギャザリングの取締役に就任。同年12月にはアニメ化が決定した『殿といっしょ』の監督を務めました。この時期は、彼の監督としての才能が開花した時期であり、数々の話題作を手がけることとなりました。

フリーランスとしての活動



2017年3月31日をもってギャザリングを退社し、以降はフリーランスとして活動しています。フリーランスになってからも、その活躍は衰えることなく、数多くの作品で監督や脚本、絵コンテなどを担当し、多岐にわたる才能を発揮し続けています。

主な参加作品



以下に、まんきゅう氏が参加した主な作品をまとめました。

2007年
はなけろ(監督・脚本・キャラクターデザイン)

2008年
開運! 大便小僧(監督・脚本・キャラクターデザイン)

2009年
伝染るんです。(OVA、監督・脚本・絵コンテ・シリーズ構成)
アセロラちゃん(監督・脚本・絵コンテ)
としがみさま(紀文、監督・脚本・絵コンテ)
映画『TRICK』公式ホームページ用アニメ(監督・脚本・絵コンテ)

2010年
殿といっしょ(監督・脚本・絵コンテ・演出)

2011年
青春鉄道 コミックアニメ(監督・脚本・絵コンテ・演出)
劇場版『猿ロック』宣伝ムービー(監督・脚本・絵コンテ・演出)
30歳の保健体育(監督・絵コンテ・演出)
カッコカワイイ宣言!(監督・脚本・絵コンテ・演出)
殿といっしょ 〜眼帯の野望〜(監督・脚本・絵コンテ・演出)

2012年
カッコカワイイ宣言!(第2期、監督・脚本・絵コンテ・演出)
NARUTO -ナルト- SD ロック・リーの青春フルパワー忍伝(絵コンテ)
ポンピヨ探偵事務所(企画・監督・絵コンテ・演出・キャラクターデザイン)

2013年
ぷちます! -プチ・アイドルマスター-(監督・脚本・絵コンテ・演出・シリーズ構成・OP)
DD北斗の拳(アイデア・絵コンテ)
どーにゃつ(監督・脚本・絵コンテ)
花のずんだ丸(絵コンテ)

2014年
ぷちます!! -プチプチ・アイドルマスター-(監督・脚本・絵コンテ・演出・シリーズ構成)
ガンダムさん(監督・脚本・演出)
NARUTO -ナルト- 疾風伝(ED絵コンテ・演出)

2015年
BAR 嫌われ野菜(監督・脚本・シリーズ構成)
北斗の拳 イチゴ味(監督・絵コンテ・演出)
弱酸性ミリオンアーサー(監督・絵コンテ)
磯部磯兵衛物語(監督)

2017年
アイドルマスター シンデレラガールズ劇場(監督・脚本・絵コンテ)

2018年
お前はまだグンマを知らない(監督・シリーズ構成)

2019年
映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(監督)

2020年
かくしごと(絵コンテ)

2023年
氷属性男子とクールな同僚女子(監督)
ミギとダリ(監督・シリーズ構成・脚本・絵コンテ)

2024年
アイドルマスター シャイニーカラーズ(監督)
ウィッシュキャット(監督・SB/アニマティック監督・ストーリーボード・アニマティック制作)
* PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX(監督)


その他の活動



まんきゅう氏は、アニメーション制作だけでなく、漫画やイラスト制作など、幅広い分野で活躍しています。特に、4コマ漫画「はなけろクンと小山クン」は、SANKEI EXPRESSで連載され、多くの読者に親しまれました。また、「キャラさがしランド」では、「はなけろ」や「大便小僧」の原画を担当するなど、その才能は多岐にわたります。


まとめ



まんきゅう氏は、その独特な作風と幅広いジャンルでの活躍で、多くのアニメファンを魅了し続ける、今最も注目すべきアニメーション作家の一人です。今後も、彼の新たな作品がどのように展開していくのか、目が離せません。


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