まんじゅう大帝国

まんじゅう大帝国：学生落語からブレイクした実力派コンビ

2016年6月25日、お笑いコンビ・まんじゅう大帝国が結成されました。所属事務所はタイタンです。メンバーは、ボケ担当の竹内一希さんとツッコミ担当の田中永真さんの二人。個性豊かな二人の経歴と、独特の漫才スタイル、そしてこれまでの活躍について詳しく見ていきましょう。

メンバー紹介

竹内 一希

1994年4月27日生まれ、東京都世田谷区出身。身長180cmと高身長で、靴のサイズは27.5cm～28cm。日本学園高等学校、日本大学芸術学部卒業。

高校時代は野球部で、チームメイトと学園祭で漫才を披露していました。大学にはお笑いサークルがなかったため、落語研究会に入会。関東落研連合の12代目総長を務め、学生落語界ではその実力を広く知られる存在でした。数々の賞を受賞しており、第12回・13回全日本学生落語選手権・策伝大賞岐阜市長賞、第7回てんしき杯学生落語トーナメント準優勝など輝かしい実績を残しています。落語家になることも考えましたが、落語の人情味や様式美に魅力を感じられなかったことから、漫才の道へ進むことを決意しました。

大学時代の友人である古今亭雛菊さんの二ツ目披露の会に、コンビで出演した経験も持ちます。

田中 永真

1993年3月30日生まれ、北海道鶴居村出身。身長171cm、靴のサイズは26cm～26.5cm。函館ラ・サール高校卒業後、東京理科大学理学部第二部数学科へ進学しましたが中退しています。

高校時代から芸人を目指しており、大学でもお笑いサークルがなかったため落語研究会に入会。一人コントのような感覚で落語に取り組んでいました。関東落研連合の11代目副総長を務め、第5回てんしき杯学生落語トーナメントでは優勝しています。

爆笑問題の田中裕二さんと同姓同名である叔父を持つという、面白いエピソードも持っています。賀屋壮也さん（かが屋）、細田祥平さん（ひつじねいり）、木場事変、山本陽平さん（フランスピアノ）とルームシェアをしていた時期もあります。

コンビ結成とブレイク

大学時代、関東落研連合を通じて知り合った二人は、2016年6月に田中さんの誘いによりコンビを結成しました。「忘れんぼう大集合」など、没になったコンビ名候補もあったそうです。

フリーとして出場したM-1グランプリ1回戦では、偶然舞台袖で漫才を見ていたアルコ＆ピースの平子祐希さんと酒井健太さんが、コンビ名とネタの完成度の高さに衝撃を受け、ラジオ番組で取り上げたことで話題となりました。

2017年2月にはアマチュアながら『仁義なきネタライブ～品川死闘篇～』に出演。同年4月には、竹内さんの日芸落研の先輩である高田文夫さんの推薦により、タイタンに所属することになります。

M-1グランプリでは3回戦止まりという結果が続きましたが、他の賞レースでは高い評価を得ています。2018年にはウェブCMで賞を受賞、ENGEIトライアウトで観客投票1位を獲得し『ENGEIグランドスラム』に初出演を果たしました。

2019年には初の単独ライブを開催し、チケットは即完売。2020年には竹内さんが主演を務めた映画『実りゆく』が公開されました。2024年には、竹内さんの結婚が発表されました。

芸風と受賞歴

学生落語経験を生かし、古典落語の雰囲気を取り入れた漫才が特徴です。時事ネタも取り入れ、竹内さんのボケと田中さんのノリツッコミによる独特のスタイルは、「Wボケ」と評されることもあります。ネタ作りは田中さんがアイデアを出し、竹内さんが最終判断を下すという二人三脚で行われています。

数々の賞レースで活躍しており、マイナビLaughter Night、Cygames THE MANZAI マスターズ、オールナイトニッポン0(ZERO)などでの優勝・決勝進出、そしてツギクル芸人グランプリ2023への決勝進出など、その実力は折り紙付きです。また、竹内さんは第3回未完成映画予告編大賞MI-CAN男優賞を受賞しています。

多方面での活躍

テレビ、ラジオ、映画、CMなど、多方面で活躍の場を広げています。出演番組や作品は多岐に渡り、その幅広い才能を発揮しています。

まとめ

学生落語研究会出身という異色の経歴を持つまんじゅう大帝国。独特の漫才スタイルと高い実力、そして持ち前の明るさで、多くのファンを魅了しています。今後の活躍にも期待がかかります。

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