みどりの地球

『みどりの地球』は、1975年4月8日から1987年3月19日までNHK教育テレビジョンで放送されていた学校放送番組です。教科は環境教育で、当時大きな社会問題となっていた公害やその他の環境問題を取り上げていました。この番組は、1974年8月と12月にそれぞれ3日間限定でパイロット版が放送された後、1975年4月からレギュラー放送が開始されました。

番組は当初、小学校高学年（5・6年生）と中学生を対象とした理科と社会科の複合番組として構成されていました。しかし、1985年度からは小学校高学年のみを対象とし、同時に一般的な教科に分類されない環境教育番組へとリニューアルされました。これにより、より専門的な環境問題に焦点を当てた内容へと変化しました。

制作体制にも変更がありました。当初はNHK本部（東京）が制作していましたが、1981年度からはNHK名古屋放送局が制作を担当するようになりました。これにより、地域ごとの環境問題や視点を取り入れた番組作りが行われるようになりました。

放送時間については、いずれも日本標準時で、別の時間帯での再放送も行われていました。これにより、多くの学生が視聴できる機会が提供されていました。

番組のテーマ曲は照井栞さんが担当していました（1982年当時）。また、番組には多くのリポーターが出演し、各年度ごとに以下のように担当者が変わっていました。

1975年度：水沢有美
1976年度：沢井桃子
1977年度：河辺孝子
1978年度 - 1979年度：伊藤豪、小川露里
1980年度：木場剛
1981年度：成宮裕子
1982年度：堤聖月
1983年度 - 1984年度：沖村充代
1985年度 - 1986年度：益川京子

これらのリポーターたちは、番組内で環境問題に関する情報を伝え、視聴者への理解を深める役割を果たしました。

『みどりの地球』は、当時の社会問題であった公害や環境問題について、子供たちにわかりやすく伝えることを目指した教育番組であり、環境問題への意識を高める上で重要な役割を果たしました。

外部リンクとして、以下のものが存在します。

みどりの地球 - NHK放送史
* 連載コラム「お宝発見ニュース」第16回 晩秋のキャンパスに行ってきました | NHKアーカイブス - ウェイバックマシン（2012年2月18日アーカイブ分） - 本番組に関する記述がある。

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