るーぷる仙台

るーぷる仙台：仙台の街を巡るレトロな観光バス

仙台市交通局が運行する「るーぷる仙台」は、仙台の街を巡る観光路線バスです。レトロな路面電車風のデザインが特徴的な特製車両（ファンタスティックバス）を使用し、市内中心部と青葉山地区の主要観光地を約70分かけて時計回りに巡回します。観光客だけでなく、地元住民にも親しまれる存在となっています。

魅力的なポイント

レトロな車両デザイン: ノスタルジックな路面電車風のデザインが、仙台の街並みに独特の風情を添えています。車両は数種類あり、それぞれ異なるデザインが施されています。
主要観光地のアクセス: 仙台駅を起点に、瑞鳳殿、仙台城跡、大崎八幡宮、宮城県美術館など、仙台を代表する観光地を効率的に巡ることができます。
便利な乗車システム: 中乗り前降りのシステムを採用しており、スムーズな乗降が可能です。全車両で車椅子対応となっており、バリアフリーにも配慮されています。
無料Wi-Fi: 車内と停留所で無料公衆無線LAN「SENDAI free Wi-Fi」が利用可能です。旅の計画やSNSの更新にも便利です。
お得な乗車券: お得な一日乗車券があり、るーぷる仙台だけでなく、仙台市地下鉄との共通券も販売されています。さらに、瑞鳳殿、仙台市博物館、青葉城資料展示館といった周辺施設との割引制度も利用できます。
運行情報: バスロケーションシステム「どこバス仙台」で、バスの現在位置を確認できます。

運行ルートと頻度

通常運行では、仙台駅を起点に仙台市内中心部と青葉山地区の観光地を結び、約70分かけて一周します。平日と土日祝日の運行頻度はほぼ同じで、多くの便が運行されています。ただし、15時以降の便は仙台駅前止まりとなります。混雑時は、るーぷる専用車両以外も運行される場合があります。

特別運行

季節やイベントに合わせて、通常ルートの延長や、特定のイベント会場を結ぶ特別運行も実施されています。過去には、大崎八幡宮方面への特別運行や、仙台七夕期間中の「七夕ナイト号」、SENDAI光のページェント期間中の「光のページェント号」などが実施されました。これらの運行情報は、仙台市交通局のウェブサイトなどで確認できます。

歴史

るーぷる仙台は1999年5月13日に運行を開始しました。当初は3両で運行されていましたが、利用客の増加に伴い、車両数も徐々に増加。現在は7両体制で運行され、予備車両も保有しています。2008年には仙台・宮城デスティネーションキャンペーンを機に、新制服と専属乗務員の配置、車両増備など、サービス向上のための取り組みが行われました。東日本大震災による運休を経て、現在は震災前のルートに復旧し、安定した運行を続けています。

車両について

るーぷる仙台の車両は、レトロな路面電車をイメージしたデザインが特徴です。各車両は異なるデザインが施されており、仙台の歴史や文化に関連したモチーフが取り入れられています。仙台市電を模したヘッドライトは、飾りとして車両前面に配置されています。全車両がバリアフリー対応となっており、車いすでの利用も可能です。

まとめ

るーぷる仙台は、仙台観光に欠かせない存在となっています。レトロな車両、主要観光地のカバー範囲、無料Wi-Fi、そしてお得な乗車券と、観光客にとって魅力的な要素が満載です。仙台を訪れた際は、ぜひ利用して、快適な観光を満喫してください。

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