アイドル超人

『キン肉マン』シリーズにおける「アイドル超人」とは、作品によってその意味合いが異なるものの、主に正義超人の中でも特に人気が高く、重要な役割を担う超人たちを指す言葉です。

『キン肉マン』におけるアイドル超人

初代『キン肉マン』では、主人公キン肉スグルが重傷を負った際、バラバラになったミートの体を奪還するために集結したメンバーが、初期のアイドル超人として描かれています。彼らは、正義超人軍団の主力メンバーとしての役割も担っていました。

具体的には、以下の超人たちがこの時期のアイドル超人として活躍しました。

ロビンマスク：冷静沈着な判断力と高度な技を持つ、イギリス出身の騎士道超人。
テリーマン：正義感溢れるアメリカ出身の超人。高い戦闘能力と不屈の精神を持つ。
ウォーズマン：コンピュータ制御の体を持つ、ソ連出身のロボット超人。強力なパワーと多彩な技を繰り出す。
ブロッケンJr.：ドイツ出身の超人。父ブロッケンマンの魂を受け継ぎ、必殺のベルリンの赤い雨を使用する。
ウルフマン（初代アニメではリキシマン）：相撲をベースにした戦い方をする、日本出身の超人。巨体を活かした攻撃を得意とする。
ラーメンマン（モンゴルマン）：中国拳法の達人。当初は敵として登場するも、後に正義超人となる。

また、7人の悪魔超人編の序盤では、ラーメンマンはモンゴルマンとして、陰ながらアイドル超人たちに協力していました。

さらに、悪魔六騎士編（黄金のマスク編）からは、以下の超人たちが新たにアイドル超人として加わりました。

ジェロニモ：当初はアイドル超人に憧れる一般の人間だったが、悪魔六騎士との戦いを経て超人として覚醒し、アイドル超人に加わる。
バッファローマン：元7人の悪魔超人のリーダー。悪魔将軍との戦いで共闘し、アイドル超人として認められる。
ネプチューンマン：王位争奪戦で一時的に加入。圧倒的なパワーを誇る。

これらの超人たちは、劇場版などの派生作品でもアイドル超人として登場し、その人気を不動のものとしました。

『キン肉マンII世』におけるアイドル超人

『キン肉マンII世』では、スカーフェイスの提案によって、以下のメンバーが「アイドル超人軍」と名乗るようになります。このグループは、元悪行超人たちが中心となって構成されており、悪魔の種子との戦いで活躍しました。

ケビンマスク：ロビンマスクの息子。高い実力を持つ。
スカーフェイス：その正体は悪魔将軍の息子。高い実力を持つ。
イリューヒン：元悪行超人。強大なパワーを持つ。
ハンゾウ：元悪行超人。忍術を駆使して戦う。
バリアフリーマン：元悪行超人。体がバリアで覆われている。

『キン肉マンレディー』におけるアイドル超人

パロディ漫画である『キン肉マンレディー』では、アイドル超人が文字通り「アイドル」のように描かれており、そのギャップが人気を集めました。

* ラーメン娘：残虐超人からアイドル超人となる。アイドルとして歌やダンスを披露するシーンも描かれています。

このように、アイドル超人は作品ごとにその意味合いやメンバーが変化しているものの、『キン肉マン』シリーズを通して、魅力的な超人たちとして描かれ続けています。彼らの活躍は、シリーズの魅力を語る上で欠かせない要素となっています。

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