アウトストラーダ A34

アウトストラーダA34は、イタリアのアウトストラーダA4のヴィッレッセ出入口から分岐し、ゴリツィア方面へと延びる全長17kmの高速道路です。イタリア区間の終点であるサンタンドーレア/ヴェルトイバでは、スロベニアの高速道路H4に接続し、ラズドルト、ポストイナを経由してリュブリャナまで続く、全長99kmのスロベニア区間へとつながります。スロベニア区間では、通行料金はヴィニェッタ（電子通行証）によって支払われます。

この道路は、アウトヴィエ・ヴェネテによって管理されています。

歴史

アウトストラーダA34の前身は、ラッコルド・アウトストラダーレ17号線（RA17）として知られていました。さらにその前は、ANAS新道15号線ヴィッレッセ - ゴリツィア - サンタンドーレア（NSA15）と呼ばれていました。2012年7月31日にインフラ運輸省のメモ003964によって、A34として正式に分類されました。この道路は、フリウリ＝[[ヴェネツィア・ジュリア州]]の主要都市とアウトストラーダA4を結ぶプロジェクトの一環として、1970年に国道351号線のバイパスとして開通しました。その後、2013年10月15日にアウトストラーダとして完成し、同年11月27日にA34の開通式典が開催されました。

アウトストラーダ化工事

開通当初、RA17は第二種郊外道路として分類されていましたが、アウトストラーダの要件を満たすために再開発されました。2009年12月12日に開始されたアウトストラーダ化工事では、1億8374万7000ユーロ（うち約2000万ユーロが用地買収費）の費用が投じられました。この工事は、ICOP、Friulana Bitumi、SIOSS、Valle Costruzioni、Tomatの各企業からなるATI（一時的な共同企業体）によって実施されました。

工事の結果、車道幅員は14mから25mに拡張され、片側2車線と緊急車線が整備されました。また、2つのトンネル、鉄道をくぐるアンダーパス、そして橋や高架橋も建設されました。2013年10月15日に、この道路は正式にアウトストラーダとして開通しました。

管理

以前はANASによって管理されていたこの道路は、2005年末からアウトヴィエ・ヴェネテによって管理されています。

特徴

開通時（ラッコルド・アウトストラダーレ時代）

アウトストラーダに分類されていなかった当時、RA17は上下線分離の第二種郊外道路であり、通行料金は徴収されていませんでした。道路は各方向2車線で構成され、緊急車線は存在しませんでした。2007年以降、上下線はジャージーバリアによって分離されました。それ以前は、国道354号ラティザーナ - リニャーノ線と同様に、上下線は2本の連続線のみで分離されていました。

RA17という道路分類名は、道路標識には示されていませんでした。オーバーパス特定標識や距離標には、「ラッコルド・ヴィッレッセ - ゴリツィア」と表示されていました。

アウトストラーダ化以降

アウトストラーダ化工事は、2001年の省令6792号 タイプA（アウトストラーダ）の規格に道路を適合させることを主な目的としていました。車線の拡張により、最高速度は以前の80km/hから130km/hに引き上げられました。

冬季装備

11月15日から4月15日までの期間、全区間において冬季装備が義務付けられています。

行程

ヴィッレッセ（アウトストラーダA4接続）
ゴリツィア
サンタンドーレア/ヴェルトイバ（スロベニア高速道路H4接続）
ラズドルト（スロベニア）
ポストイナ（スロベニア）
リュブリャナ（スロベニア）

関連項目

アウトストラーダ
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