アウレリオ・ロドリゲス

アウレリオ・ロドリゲス・イテュアーテ・ジュニアは、1947年12月28日にメキシコのソノラ州カナネアで生まれました。彼は右投右打の元プロ野球選手で、主に三塁手として活躍しました。

経歴

ロドリゲスは、メキシカンリーグでのプレーを経て、1966年にカリフォルニア・エンゼルスと契約し、プロの道を歩み始めました。1967年にはメジャーリーグデビューを果たし、1969年からはエンゼルスの三塁手としてレギュラーに定着しました。1970年には、19本塁打、83打点という成績を残しています。

その後、デトロイト・タイガースへ移籍し、1971年には30二塁打（アメリカンリーグ3位）、7三塁打（同4位）を記録しました。打撃面では、1978年の打率.265が最高でしたが、彼の最大の魅力は守備にありました。特に、敏捷な動きと抜群の強肩は高く評価され、ブルックス・ロビンソン以上と評する声もありました。しかし、ゴールドグラブ賞の受賞は1976年の1回のみでした。

ニューヨーク・ヤンキース在籍中の1981年には、チームはワールドシリーズに進出しました。ロドリゲスは、正三塁手だったグレイグ・ネトルズの負傷により、第3戦から第5戦まで先発出場を果たしています。

1983年を最後にメジャーリーグを去った後も、ロドリゲスは母国のメキシカンリーグで40歳過ぎまでプレーを続けました。引退後は、クリーブランド・インディアンス傘下のコーチやメキシコ・ウィンターリーグで監督を務め、後進の育成に尽力しました。その功績が認められ、1995年にはメキシコの野球殿堂入りを果たしました。

2000年9月23日、デトロイトを訪れていた際に交通事故に遭い、52歳という若さでこの世を去りました。

プレースタイル

アウレリオ・ロドリゲスは、卓越した守備力で知られる選手でした。特に、その強肩はメジャーリーグでもトップクラスであり、三塁からの正確な送球で多くの打者をアウトにしました。打撃面では、長打力こそ目立ちませんでしたが、堅実な打撃でチームに貢献しました。また、走塁も得意としており、積極的な走塁で相手チームをかき回しました。

引退後も野球への情熱を失わず、指導者として多くの選手を育てたアウレリオ・ロドリゲス。彼の功績は、メキシコ野球界に深く刻まれています。

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