グレイグ・ネトルズ

グレイグ・ネトルズ

グレイグ・ネトルズ（Graig Nettles）は、1944年8月20日にカリフォルニア州サンディエゴで誕生した元プロ野球選手であり、主に三塁手として知られています。彼のキャリアは、1965年のMLBドラフトでミネソタ・ツインズに指名されたことから始まりました。ネトルズは4巡目（全体74位）でツインズに入団し、1967年9月7日にメジャーデビューを果たしました。

ネトルズは初期のキャリアをツインズで過ごし、1969年まで在籍しました。しかし、ハーモン・キルブルーが三塁手としてプレーしていたため、彼は外野手として出場していました。1969年12月、ネトルズはインディアンスにトレードされ、そこで三塁手に転向しました。1970年には157試合に出場し、メジャーリーグでの地位を確立。

1971年には、28本塁打と86打点を記録し、また守備でもアメリカンリーグの新記録となる412補殺、54併殺を達成しました。1972年にヤンキースに移籍し、キャリアの中で数々の成功を収めます。1975年にはオールスターに初選出され、1976年にはリーグ最多の32本塁打を記録します。1977年には自己最高の37本塁打を打ち、107打点、99得点も記録しました。この年、彼はMVP投票で5位にランクされ、初めてゴールドグラブ賞も受賞しました。

ネトルズの輝かしい瞬間の一つは、1977年から1978年にかけて彼がチャンピオンシップを果たしたことです。特に1978年のワールドシリーズでは、彼の素晴らしい守備が評価され、チームを勝利に導く要因となりました。1981年にはリーグチャンピオンシップシリーズでMVPに選ばれましたが、ワールドシリーズではドジャースに敗れました。

1982年1月には、ヤンキースの7代目キャプテンに就任し、1984年までその役割を果たしました。その後、サンディエゴ・パドレスに移り、1986年までの3シーズンを過ごしました。さらに1987年にはアトランタ・ブレーブスと契約し、1988年にはメジャーリーグ最後のシーズンをモントリオール・エクスポズで迎えました。

彼の家族にも野球に関わる人物が多く、兄弟のジム・ネトルズは日本の南海ホークスでプレーしていた選手です。また、ジムの娘の夫は元メジャーリーガーのマイク・スウィーニーです。ネトルズのキャリアを通じて、彼は数々の栄光と記録を残しています。

キャリアの主な成績

• - 打撃成績:

- 本塁打王: 1回(1976年)
- ゴールドグラブ賞: 2回(1977年、1978年)
- リーグチャンピオンシップシリーズMVP: 1回(1981年)
- MLBオールスターゲーム選出: 6回(1975年、1977年-1980年、1985年)

ネトルズのプロ野球選手としてのキャリアは、彼の卓越した打撃力と守備力、さらにチームへの貢献を通じて、多くのファンに愛され続けています。

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