アダム・オッタビーノ

アダム・ロバート・オッタビーノ: メジャーリーグの才能

アダム・ロバート・オッタビーノは、1985年11月22日にニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区で生まれたプロ野球選手で、現在MLBのニューヨーク・メッツに所属しています。彼は右投げ左打ちの投手であり、愛称は「オット（Otto）」と親しまれています。

経歴

プロ入り前

オッタビーノは、2003年に行われたMLBドラフトでタンパベイ・デビルレイズから30巡目で指名を受けましたが、入団することなくノースイースタン大学へ進学しました。

プロ入りとカージナルス時代

彼のプロ入りは、2006年にセントルイス・カージナルスから1巡目で指名されたときでした。その後、プロ契約を結び、いよいよ大リーグへの道を歩み始めました。2009年には第2回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のイタリア代表に選出され、国際舞台での経験を積むことになりました。

2010年5月29日、オッタビーノはシカゴ・カブス戦でメジャーデビューを果たしますが、右肩の負傷により故障者リストに入ってしまいました。他のシーズンは怪我に悩まされ、一時期はメジャー登板が無い年もありましたが、AAA級メンフィス・レッドバーズでの141イニングの投球で怪我を克服します。

ロッキーズ時代

2012年、オッタビーノはコロラド・ロッキーズに移籍し、再びメジャーでの舞台に戻ります。彼は徐々に投手としての役割を見つけ、2013年には背番号を自身のイニシャル「O」をモチーフにした「0」に変更。2018年にはナショナルリーグ最多となる34ホールドを記録するなど、重要な選手に成長しました。

ヤンキース時代

2019年にニューヨーク・ヤンキースと3年契約を結びます。ヤンキースでは初めて背番号0を着用し、73試合に登板。素晴らしい防御率1.90を記録し、リリーフ陣の中心選手として活躍しました。

レッドソックス時代

2021年にボストン・レッドソックスへトレードされ、その後オフにフリーエージェントとなるものの、2022年3月にはニューヨーク・メッツと400万ドルの契約を結びました。2023年には再び代表チームとしてWBCに選出され、その実力が証明され続けています。

選手としての特徴

オッタビーノは、スリークォーターからの投球スタイルが特徴的で、最速98.9mph（約159km/h）の速球を投げることで知られています。彼の投球の多くはフォーシームとシンカーから構成されており、さらに平均83mph（約134km/h）のスライダーも使っています。過去にはチェンジアップも多く投げていましたが、ロッキーズに移籍してからは速球とスライダーにシフトしました。

彼のキャリアは数々の困難を乗り越えながらも、着実に成長してきたことが感じられます。今後の活躍に期待が高まります。

もう一度検索