アフタヌーン・ブリーズ

アフタヌーン・ブリーズ（Afternoon Breeze）

「アフタヌーン・ブリーズ」は、FM東京（現TOKYO FM）で1989年10月2日から2002年3月29日まで放送されていた午後のワイドラジオ番組です。それまで放送されていた『歌謡バラエティ』の路線を引き継ぎ、OL層をターゲットにした情報と音楽を提供する番組としてスタートしました。放送は、東京・半蔵門のTOKYO FM本社Qスタジオ（現在のアースギャラリー）から生放送で行われました。

概要

本番組は3期に渡って放送され、各期ごとにコンセプトやパーソナリティ、タイムテーブルが大きく変更されました。しかし、一貫してOL層を意識した番組作りが行われ、彼女たちのライフスタイルや興味関心に寄り添った情報と音楽を提供し続けました。

• - 第一期（1989年10月2日〜1996年3月29日）

曜日ごとにパーソナリティが異なり、音楽、トーク、交通情報、ニュースなど、バラエティ豊かな内容で構成されていました。番組オリジナルのサウンドには、ピチカート・ファイヴが参加し、お洒落な雰囲気を演出しました。また、交通情報や成田フライトインフォメーションのBGMには、松本孝弘（B'z）の楽曲が使用され、人気を博しました。

• - 第二期（1996年4月1日〜2001年3月30日）

曜日別制を廃止し、帯の2部制に変更。高見恭子と斉木洋子がそれぞれパート1とパート2を担当しました。金曜日は、鈴木しょう治と小田靜枝による「フライデーヒットパレード」が放送され、その週のリクエストを集計したランキングを紹介しました。新コーナーとして、「コンビニクイズ」や「欠席裁判SHOW」などがスタートし、リスナー参加型の企画も充実しました。

• - 第三期（2001年4月2日〜2002年3月29日）

「常識をリセット」というコンセプトでリニューアル。再び曜日制に戻し、出演者やジングルを一新しましたが、わずか1年で終了しました。同時に、『アフタヌーン・ブリーズ』シリーズも13年の歴史に幕を閉じました。

パーソナリティ

各期を通じて、多くのパーソナリティが番組を担当しました。以下に主なパーソナリティを記載します。

野田幹子
村田香織
加藤美樹
高見恭子
麻生圭子
小田靜枝
秋野暢子
飯星景子
桑原美保
井上彩名
木村達彦
山本シュウ
斉木洋子
鈴木しょう治
松本ともこ
島田律子
森口博子
坂上みき
柴田玲
穴井夕子
井森美幸
鈴木万由香

タイムテーブル

各期ごとにタイムテーブルは異なっていましたが、音楽、情報、リスナー参加型のコーナーで構成されていました。以下に、各期の主なコーナーを記載します。

TODAY'S FEATURE
パックインフォメーション
コーヒー・ブレイク〜オフィス・ストーリー〜
ライオン リスナーズリクエスト
COMPASS POINT
JUST AMUSEMENT
POP LINE
ジャパニーズ・ポップス・リフレイン
マイ・クリスタル・ライフ
テレマルシェ〜FMラジオショッピング
デイズ・クリップ
成田フライト・インフォメーション
コンビニクイズ
欠席裁判SHOW
涙のリクエスト
OLわがままヒットパレード
スリーエフ ランチタイム パートナー
DHCトーク･セッション

エピソード

1998年春には、ゲスト出演した松田聖子が、6歳年下の歯科医との電撃再婚を初告白し、大きな話題となりました。この時、松田聖子が発した「会った瞬間ビビビっときた」という言葉は、その年の流行語となりました。

備考

「アフタヌーン・ブリーズ」は、2020年現在まで続くTOKYO FMの午後のワイド番組の先駆けとなりました。番組終了後も、同時間帯にはOL層をターゲットにした番組が放送され続けています。

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