アミール・サダロー

アミール・サダローの紹介

アミール・サダロー（Amir Sadollah）は、1980年8月27日生まれのアメリカ合衆国ニューヨーク州ブルックリン出身の総合格闘家です。スローダウン・トレーニング・センターに所属し、特に「The Ultimate Fighter」のシーズン7での優勝が彼のキャリアの転機となりました。

来歴

TUFでの活躍

アミールは、プロの総合格闘技の経歴がなくても、UFCのリアリティ番組「The Ultimate Fighter」のシーズン7に参加しました。彼はスティーブ・バーンズを下し、番組に進出。フォレスト・グリフィンが率いるチーム・フォレストに2位で指名されました。

初戦ではジェラルド・ハリスと対戦し、彼の優れたレスリングに苦しむものの、2ラウンドで見事なTKO勝利を収めました。続いての2回戦ではマット・ブラウンに対し、三角絞めでタップを奪い勝利。準決勝では優勝候補のCB・ダラウェイに挑み、試合はダラウェイの優勢で進行しましたが、最後の最後で腕ひしぎ十字固めを決め、逆転で勝ち上がりました。

6月21日に予定されていた決勝戦では当初、ジェシー・テイラーとの対戦が決まっていましたが、テイラーの不祥事により失格。そのため、敗者復活戦で勝ち上がったダラウェイと再戦することになりました。この試合でも、下から腕ひしぎ十字固めを決めて見事勝利し、「The Ultimate Fighter 7」の優勝を果たし、UFCとの契約を手にしました。

UFCでの戦績

UFCに入った後、アミールはウェルター級に転向しました。2009年8月8日、TUF後の初戦となるUFC 101でジョニー・ヘンドリックスと対戦し、試合開始から29秒でTKO負けを喫しました。

その後、2009年11月21日のUFC 106ではフィル・バローニに勝利し、判定で3-0のスコアを収めます。2010年1月にはUFC Fight Night: Maynard vs. Diazでブラッド・ブラックバーンに対し、再び3-0の判定勝ちを得ました。ただし、同年5月のUFC 114ではキム・ドンヒョンに対して判定負けを喫しました。11月にはUFC 122に出場し、ペーター・ソボッタに対し3-0の判定勝ちを収めました。

しかし、2014年9月20日に行われたUFC Fight Night: Hunt vs. Nelsonで秋山成勲と対戦し、再び判定負け。これにより2連敗となり、UFCからリリースされることとなりました。

戦績と獲得タイトル

アミール・サダローは、「The Ultimate Fighter 7」のミドル級トーナメントで優勝するなどの実績を持ち、ブラジリアン柔術の紫帯としても知られています。また、サンボのスポーツマスターの資格を保持しています。彼の成績は、様々な対戦相手との激しい試合を反映しており、総合格闘界における彼の存在感を感じさせます。

今後の彼の動向にも注目が集まります。

参考リンク

• - UFC 選手データ
• - アミール・サダローの戦績 - SHERDOG

もう一度検索