堀田祐美子

堀田祐美子（ほった ゆみこ）

堀田祐美子は日本の女子プロレスラーであり、1967年1月10日に兵庫県神戸市で生まれました。身長168cm、体重69kgという身体条件を持つ彼女は、1985年に全日本女子プロレスに入団し、その後2016年まで様々な団体で活動を続けています。彼女のプロレスキャリアは、同年代のレスラーたちと共に数々のタッグチームやメインイベントに挑み、輝かしい戦歴を築きあげてきました。

経歴

堀田は極真会館の元世界王者・中村誠より空手を学び、レスラーとしての第一歩を踏み出しました。全日本女子プロレスでのデビュー戦は1985年6月5日、苫小牧スポーツセンターにて宇野久子（後の北斗晶）と神崎文枝を相手にしたものでした。デビュー後は宇野と組んでタッグチームを結成し、多くの試合で活躍しました。1987年にはWWWA世界タッグ王座を獲得しましたが、その後の試合でパートナーの宇野が重傷を負い、活動の転機を迎えることとなりました。

その後、1988年には鈴木美香（後のみなみ鈴香）と「ファイヤージェッツ」というタッグチームを結成し、レコードデビューも果たしています。この時期、堀田は女子プロレス界における重要な選手と認知され、1990年代中盤からは主力として活躍。プロレスラーとしての実力は当然のように認められましたが、試合の構成力や観客へのアピール力に関しては課題を残したままでした。

政治活動と団体の変遷

1997年には全女選手大量離脱の際に残留を選択し、「新生全女」を支える存在となりました。また、1998年にはスポーツ平和党および自由連合から参院選比例代表候補として立候補するも落選しました。2003年には全女を退団し、メジャー女子プロレスAtoZを旗揚げしましたが、その団体も2006年に解散することとなります。その後はフリーランスの活動を続け、複数の団体に参戦しました。

2009年には「パッション・レッド」に加入し、新たなリングネームである「パッション・ホッティー」を名乗り、2011年には「REINA女子プロレス」に参加し専務取締役に就任。同年、初代REINA世界女子王座を獲得します。2012年にはDEEPの大会に出場し、アマンダ・ルーカスとの対戦も果たしました。

現在の活動

その後も堀田は多くの団体で競技を続け、注目を集める存在であり続けました。ディアナでは「堀田暴走軍」を結成し、他団体でもその活動は波及しました。彼女は2016年にはアクトレスガールズのプレイングマネージャーに就任し、さまざまなイベントで活躍。リング内外でのキャラクター構築も独特で、観客に強い印象を与えています。

得意技

堀田の持ち技には、「ピラミッド・ドライバー」や「カリビアン・スプラッシュ」など多彩な技が含まれています。彼女は独自の技術を磨き、ピラミッド・ドライバーEXやタイガー・ドライバーといったバリエーションを加えることで、より多くのファンに支持されてきました。

結論

堀田祐美子は、女子プロレス界においてその情熱と努力で多くのファンに愛されているレスラーです。幅広いキャリアの中で数々の挑戦を支えとし、今なお第一線で活動し続けています。彼女の存在は、女子プロレスの未来を照らす大きな光となっているのです。

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