アヤパン (テレビ番組)

『アヤパン』：フジテレビ深夜を彩ったトークバラエティ

『アヤパン』は、2001年10月から2002年6月までフジテレビで放送された深夜トークバラエティ番組です。2001年度フジテレビ新人アナウンサーであった高島彩が司会を務め、前番組の千野志麻司会による『チノパン』の後継番組としてスタートしました。

番組概要

『アヤパン』は、火曜日から木曜日の深夜0:40 - 0:55に生放送されました。番組タイトルは、前番組『チノパン』のスタイルを踏襲し、高島彩の愛称「アヤ」と、前番組の「パン」を組み合わせたもので、高島アナウンサーの愛称としても広く使われるようになりました。この番組名は、彼女が歌手デビューする際の名義にも用いられました。

番組開始時には、高島アナウンサーが左腕を右肘に当て、右人差し指を突き出すポーズを取りながら、「アヤパン　レディーゴー！」という決め台詞を発するのが恒例でした。このオープニング演出は、後続の『ショーパン』にも受け継がれています。

放送内容

各曜日にテーマが設けられ、それぞれ異なる企画が展開されました。

アヤパン MONDAY：RAG FAIR、DA PUMP、榎本加奈子、ふかわりょう&西寺郷太、2丁拳銃、モト冬樹など、バラエティ豊かなゲストが登場しました。
アヤパン TUESDAY：中村俊介、吉野紗香、SEX MACHINEGUNS、須藤温子&ベッキー、山口紗弥加、キャイ〜ン、秋元康や高島アナウンサーの同期アナウンサー、井出洋介、神取忍、角田信朗、ジョビジョバ、山咲トオルなど、幅広いジャンルのゲストが番組を盛り上げました。
アヤパン WEDNESDAY：堂島孝平、Baby Boo、S.E.S.、ポカスカジャン、松本英子&武部聡志、東京スカパラダイスオーケストラ、DRAGON&植田朝日（ULTRAS）、GONTITI、ウー・ルーチン（呉汝俊）、まことなど、音楽関係のゲストが多く出演しました。

また、番組内では、ソニンと濱口優（よゐこ）が「ソニン色仕掛けPV撮影」の前フリとして出演するなど、ユニークな企画も展開されました。

最終回

番組は2002年 6月27日に終了しましたが、同年7月14日には拡大版の特別番組「2年目なのに今夜が集大成スペシャル！」が放送され、最終回を迎えました。このスペシャルでは、やるせなす（中村豪&石井康太）が進行を務め、多くのフジテレビアナウンサーが出演しました。また、坂口憲二、神田川俊郎、江頭2:50、Baby Booなど、豪華なゲストも登場しました。

放送局

フジテレビのほか、一部系列局でも放送されました。

岩手めんこいテレビ
さくらんぼテレビ
新潟総合テレビ（2002年 4月9日以降）

高知さんさんテレビでは、前番組を一部放送していましたが、『アヤパン』は一切ネットされませんでした。

テーマソング

オープニング/エンディング曲：「Bachelor Pad」（Fantastic Plastic Machine）
2002年5月下旬～最終回主題歌：「着信のドレイ」（アヤパン）

スタッフ

番組制作には、各曜日にプロデューサーやディレクター、構成作家が携わりました。

月曜班：プロデューサー - 吉田正樹、朝妻一、ディレクター - 大岡慎介、神尾昌宏、谷口大二、五十嵐久也、構成 - 福原サトシ、北本かつら
火曜班：プロデューサー - 石井正幸、AP - 土田芳美、ディレクター - 時宗大、構成 - 田中到
* 水曜班：プロデューサー - 清水宏泰、志方聡、きくち伸、ディレクター - 田中暁史、塩谷亮、構成 - 大野ケイスケ

最終回のスペシャル番組では、さらに多くのスタッフが関わりました。