アリオ市原

アリオ市原

アリオ市原は、千葉県市原市に位置する大型ショッピングセンターです。セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン&アイ・クリエイトリンクが運営しています。

概要

2013年11月28日に開店しました。五井地区には以前、イトーヨーカドー市原店がありましたが、2010年5月に閉店。約3年半ぶりにイトーヨーカドー系列の店舗が再開した形です。市原市内では最大規模のショッピングセンターですが、東日本大震災の復興事業と重なったことによる資材価格高騰の影響で、当初の計画より規模が縮小されました。

歴史

開発計画

五井駅東口から1.5km離れた区画整理事業の一環として、市原市が総合公園を整備し、その隣接地に2つの商業施設エリアを設けました。出店者の公募プロポーザル方式では、イオンなど11社がエントリー。選考の結果、モール・エスシー開発（現・セブン&アイ・クリエイトリンク）とカインズが選ばれました。当初の計画では、地上2階の施設にイトーヨーカドー、カインズホーム、映画館、そして150～200の専門店が入る予定でした。敷地面積は約215,000m2、駐車場は3,000台収容可能で、市内最大級の規模となるはずでした。アリオ蘇我を上回る、国内最大級のアリオとなる予定でしたが、規模が縮小されています。

総合公園や道路などの整備も同時に進められ、2007年度から2年かけて造成、2010年度に一部オープンしました（全面供用開始は2012年度末の予定でした）。しかし、63億円の税金が投入される計画に対し、市民からの反対意見もありました。2009年時点では、工事のため敷地内の道路が通行止めとなり、本格的な工事が行われていました。近隣には図書館や多目的ホールがあり、施設との連携も視野に入れられています。市内では乗降客数が多い五井駅や、館山自動車道（東関東自動車道館山線）の市原ICも近く、多くの来客が見込まれていました。2007年には市北部にあるちはら台に大型商業施設「ユニモ」がオープンしましたが、五井地区からは距離が離れていたため、アリオ市原の計画は五井地区に待望の大型商業施設をもたらすものとして期待されました。

開発期間の延期

2009年2月1日、当初予定されていた2010年4月のオープンは事実上困難であることが判明しました。原因は、原材料費の高騰による事業費の増加や、経済情勢の悪化によるテナント誘致の難航でした。2月1日時点で合意に達したテナントはなく、イトーヨーカドーを核とした店舗展開ではなく、新業態での出店が模索されていました。

イトーヨーカドー市原店の閉店

2009年11月、イトーヨーカ堂が五井駅西口にある「イトーヨーカドー市原店」を2010年5月に閉店させる方針であることが明らかになりました。さらに、ショッピングモールやシネコンの構想が難航していることも示唆され、単独での開発を断念することが発表されました。イトーヨーカ堂は、公募プロポーザル選考の際に市原店の継続を約束しており、市原市と市原商工会議所は閉店の撤回を要求しましたが、予定通り5月9日に閉店しました。

開発完了

カインズは2009年8月の地元説明会で、2010年4月頃のオープンを目指していることを表明し、予定通り2010年4月6日にオープンしました。当初の計画からは大幅に遅れましたが、2013年10月29日に「アリオ市原」の開業計画が発表され、2013年11月28日に開業しました。当初の計画より縮小された形での開業となりました。

主要テナント

イトーヨーカドー
カインズホーム
TOHOシネマズ
無印良品
ロフト
ユニクロ
アカチャンホンポ
サイゼリヤ
ミスタードーナツ
ダイソー

TOHOシネマズ市原

2階にあるシネマコンプレックスです。10スクリーン、1,578席（車椅子20席）を備えています。最も収容人数の多い9番スクリーンには、TOHOシネマズ独自の巨大スクリーン規格『TCX』が採用されています。

外部リンク

アリオ市原
イトーヨーカドーアリオ市原店
* TOHOシネマズ市原

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