五井地区

五井地区（ごいちく）

概要

五井地区は、千葉県市原市の北西部に位置し、市原市役所五井支所が管轄するエリアです。かつての市原郡五井町のほぼ全域にあたり、市内で最も人口が多く、その数は約86,000人に達し、茂原市とほぼ同規模です。地区内には国分寺台地区が含まれ、こちらは行政・文化拠点としての役割を担っています。

市原市の将来都市構造計画においては、五井地区全体が中心都市拠点と位置づけられ、特に五井駅周辺は広域交流拠点、市原インターチェンジ周辺はIC周辺拠点として、また国分寺台は行政・文化拠点として重点的に整備が進められています。

地理

五井地区は、多様な顔を持つ地域です。地区内には131もの町丁字が存在し、そのうち50は国分寺台地区に分類されることがあります。以下に、五井地区と国分寺台地区に分けて、町丁字の一覧を記載します。

五井地区の町丁字

（町丁字名は省略）

国分寺台地区の町丁字

（町丁字名は省略）

土地区画整理事業

五井地区では、都市の発展と住環境の向上を目指し、様々な土地区画整理事業が実施されてきました。現在進行中の事業、計画中の事業、そして既に完了した事業があります。

事業中

北五井地区土地区画整理事業（五井）：市原市

事業計画中

五井駅東口土地区画整理事業（平田・岩野見）：組合、2026年開始予定

事業終了済

五井土地区画整理事業（五井東）：市原市、1986年4月4日換地処分実施
五井西土地区画整理事業（五井西）：組合、2002年2月22日完了
五井駅前地区土地区画整理事業第一工区（五井中央西）：市原市、2004年完了
五井駅前地区土地区画整理事業第二工区（五井中央東）：市原市、1997年完了
五井駅前東土地区画整理事業（更級）：組合、2012年6月22日完了
新田・下宿土地区画整理事業（五井中央南・五井中央西）：市原市、2020年6月12日完了
下新場土地区画整理事業（五井）：個人、1985年3月8日換地処分実施
五井南海岸土地区画整理事業（五井南海岸）：千葉県開発局、1978年10月3日完了
君塚土地区画整理事業（君塚）：組合、1991年7月12日完了
五所君塚土地区画整理事業（白金町）：組合、1968年9月6日完了
五所第二土地区画整理事業（五所）：組合、1981年3月20日完了
国分寺台土地区画整理事業（国分寺台）：組合、2001年9月18日完了
岩崎土地区画整理事業（岩崎）：市原市、2018年7月9日完了
松ヶ島土地区画整理事業（松ケ島）：組合、2003年3月28日完了
青柳土地区画整理事業（青柳、千種）：組合、2006年12月15日完了
青柳海岸土地区画整理事業（青柳海岸、青柳、千種）：組合、2000年3月28日完了
天王新田土地区画整理事業（青柳北）：組合、1999年2月2日換地処分
特別工業地区第一土地区画整理事業第一工区（青柳北・青柳緑地・松ケ島西）：千葉県、1974年1月4日完了
特別工業地区第一土地区画整理事業第二工区（玉前西・玉前緑地・松ケ島緑地）：千葉県、1975年1月7日完了
特別工業地区第二土地区画整理事業（五井金杉）：千葉県、1985年8月20日完了
特別工業地区岩崎土地区画整理事業（岩崎・岩崎西）：千葉県、2007年11月9日完了

ニュータウン

国分寺台は、計画的に開発されたニュータウンであり、以下のエリアで構成されています。

国分寺台（国分寺台中央・東国分寺台・西国分寺台・南国分寺台・北国分寺台）

歴史

五井の由来

五井という地名の由来にはいくつかの説があります。一つは、刀工宗近が名工正宗から良い刀を打つには良い水が必要と教えられ、五つの井戸を掘ったことが起源とする説。もう一つは、養老川が運んだ土砂の堆積地を指す「こい（臥い）」に由来するという説です。「五井」は、かつて「御井」「後井」「五位」とも表記されていました。

年表

1963年5月1日：五井町が市原町、姉崎町、三和町、市津町と合併し、市原市が誕生。
1971年：国分寺台土地区画整理事業が開始。
1972年：市原市役所が五井駅から国分寺台中央に移転。
1974年5月29日：市原市市民会館が開館。
1976年6月：イトーヨーカドー市原店が市原ショッピングスクエアビルに開店。
1978年8月26日：五井駅の橋上駅舎が完成。
1981年5月：五井会館が開館、市原市役所五井支所が入居。
1982年11月15日：五井駅に特急が停車開始。
1992年：市原市がジェフユナイテッド市原のホームタウンとなる。
1995年7月1日：サンプラザ市原が開業。
2007年：五井駅東口の開発が開始。
2010年4月6日：カインズモール市原が開業（五井駅東口開発）。
2010年5月9日：イトーヨーカドー市原店が閉店。
2011年3月11日：東日本大震災でコスモ石油千葉製油所のタンクが爆発。
2011年7月1日：五井駅東ショッピングセンターが開業（五井駅東口開発）。
2011年10月29日：第1回上総いちはら国府祭りが開催。
2013年4月1日：上総更級公園が開園（五井駅東口開発）。
2013年5月7日：市原市役所五井支所がサンプラザ市原内に移転。
2013年11月28日：アリオ市原が開業（五井駅東口開発）。
2017年5月2日：小湊鉄道五井機関区機関庫及び鍛冶屋が国の登録有形文化財に認定。
2018年2月：市原市役所防災庁舎（現第一庁舎）が運用開始。
2019年10月25日：アクロスプラザ市原更級が開業（五井駅東口開発）。

行事

10月：上総いちはら国府祭り
12月：五井大市

人口

2022年7月1日現在の人口は（省略）です。

施設

五井地区には、公共施設、医療機関、商業施設、レクリエーション施設など、多様な施設が存在します。

公共・行政

市原市役所
市原市市民会館
市原市勤労会館（YOUホール）
サンプラザ市原
市原市役所五井支所
市原市立中央図書館
市原市立五井公民館
市原市立五井公民館図書室
市原市立国分寺公民館
市原市立国分寺台公民館図書室
市原市立千種コミュニティーセンター
市原市立千種コミュニティーセンター図書室
市原市消防局
中央消防署
五井消防署
千葉県警察市原警察署
五井駅前交番
五井西交番
白金交番
藤井交番
国分寺台交番
青柳駐在所

医療

市原市保健センター
市原市急病センター
五井病院
鎗田病院
リハビリテーション病院さらしな

スポーツレクリエーション

市原緑地運動公園
臨海競技場（ゼットエーオリプリスタジアム）
臨海球場（ゼットエーボールパーク）
臨海体育館
臨海プール
臨海第一底球場
臨海第二底球場
上総更級公園スケートコート（オリプリランド）

小学校

市原市立五井小学校
市原市立京葉小学校
市原市立若葉小学校
市原市立白金小学校
市原市立千種小学校
市原市立海上小学校
市原市立国府小学校
市原市立国分寺台小学校
市原市立国分寺台東小学校
市原市立国分寺台西小学校

中学校

市原市立五井中学校
市原市立若葉中学校
市原市立千種中学校
市原市立国分寺台中学校
市原市立国分寺台西中学校

高等学校・高等専門学校

千葉県立京葉高等学校

商業施設

アリオ市原
イトーヨーカドー市原店（新）
カインズモール市原
五井駅東ショッピングセンター
アクロスプラザ市原更級
MEGAドン・キホーテUNY市原店

発電所・工場・物流センター等

JERA五井火力発電所
東レ千葉工場（千種海岸）
日本曹達千葉工場（千種海岸）
三井化学市原工場（千種海岸）
丸善石油化学千葉工場（千種海岸・五井南海岸・五井海岸）
コスモ石油千葉製油所（五井海岸）
AGC千葉工場（五井海岸）

名所・遺跡

上総国分寺
上総国府尼寺
小湊鐵道五井機関区
美人多し看板

交通

五井地区は、鉄道、バス、道路網が整備され、交通の便が良い地域です。

鉄道

東日本旅客鉄道
内房線：五井駅
小湊鉄道
小湊鉄道線：五井駅 - 上総村上駅
京葉臨海鉄道
臨海本線

高速路線バス

五井駅東口ターミナル、市原バスターミナル、市原市役所バス停、アリオ市原バス停から、以下の路線が運行しています。
羽田空港行
成田空港行
バスタ新宿行
横浜駅行

一般路線バス

地区内を通過する一般路線バスは（省略）です。

道路

館山自動車道 - 市原インターチェンジ
国道16号
国道297号（大多喜街道）

脚注

（注釈と出典は省略）

関連項目

五井 (曖昧さ回避)

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