アレックス・ヤング (野球)

アレクサンダー・エドワード・ヤングの選手プロフィール

アレクサンダー・エドワード・ヤング（Alexander Edward Young）は1993年9月9日生まれのプロ野球選手で、イリノイ州ホーソーンウッズ出身の左投左打の投手です。現在はメジャーリーグベースボール（MLB）のニューヨーク・メッツでプレーしています。

経歴

プロ入り前

ヤングは2012年にテキサス・レンジャーズからMLBドラフトで指名されましたが、プロ契約を結ぶことなくテキサスクリスチャン大学に進学しました。

プロ入りとダイヤモンドバックス時代

2015年、ヤングはアリゾナ・ダイヤモンドバックスからMLBドラフト2巡目で指名を受けプロ入りを果たします。傘下のルーキー級アリゾナリーグ・ダイヤモンドバックスでデビューし、A-級ヒルズボロ・ホップスでもプレー。両チームで7試合に登板し、防御率は1.29と素晴らしい成績を収め、6奪三振を記録しました。

2016年にはA級ケーンカウンティ・クーガーズとA+級バイセイリア・ローハイドでのプレーを経て、21試合に登板し5勝8敗、防御率3.56、93奪三振という成績を残します。さらに2017年はAA級ジャクソン・ジェネラルズで27試合に登板し9勝9敗、防御率3.68を達成、103奪三振を記録しました。

2018年には同じくジャクソンとAAA級リノ・エーシズでプレーし、合計27試合に先発し10勝5敗、防御率5.17で109奪三振を上げました。

ヤングは2019年にAAA級リノからメジャーリーグへ昇格し、サンフランシスコ・ジャイアンツ戦でメジャーデビュー。先発投手として5回1失点の好投を見せ、初勝利を待ち受けていました。その年、彼は17試合に登板し7勝5敗、防御率3.56、71奪三振を記録しました。

2020年は成績が振るわず、15試合で2勝4敗、防御率5.44となりましたが、2021年にDFA（Designated for Assignment）となります。

インディアンスおよびガーディアンズ時代

2021年にクリーブランド・インディアンスに移籍後も、彼は波乱のシーズンを過ごしました。11月には再度DFAされ、その後マイナー契約でAAA級コロンバス・クリッパーズに配属されます。2022年、彼は再び大リーグの舞台に戻り、メジャー契約を結びましたが、腕の故障から7月14日に再度DFAを宣告されました。

ジャイアンツ時代

同年の7月18日、ヤングは金銭トレードでサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍し、移籍後の24試合では防御率2.39と素晴らしいパフォーマンスを残し、注目を集めました。オフシーズンにはフリーエージェントとなりました。

レッズ時代

2023年の1月17日、ヤングはシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに参加。3月30日にはメジャー契約が交わされ開幕ロースターに名を連ねました。このシーズン、ヤングは63試合に登板して防御率3.86を記録します。

メッツ時代

2024年7月、ヤングはオースティン・スレイターとのトレードによりサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍。しかし、その後ウェイバー公示でニューヨーク・メッツに移籍しました。

投球スタイル

ヤングは球速で圧倒するタイプではありませんが、カッターやシンカーを含む5種の球をバランスよく使い分ける技巧派投手です。特に、彼のカーブやチェンジアップは力強く、三振を奪う重要な武器となっており、試合でのクオリティを向上させる要素の一つと言えるでしょう。

彼のこれまでの経歴を考えると、今後の飛躍にも期待が寄せられています。

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