オースティン・スレイター

オースティン・トーマス・スレイター（Austin Thomas Slater, 1992年12月13日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州ジャクソンビル出身のプロ野球選手です。右投右打の外野手として、MLBのシカゴ・ホワイトソックスでプレーしています。

プロ入りとジャイアンツ時代

2011年のMLBドラフトでロサンゼルス・ドジャースから44巡目（全体1334位）で指名を受けましたが、この時は入団せず、スタンフォード大学へ進学しました。

2014年のMLBドラフトでサンフランシスコ・ジャイアンツから8巡目（全体238位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。契約後、ルーキー級アリゾナリーグ・ジャイアンツでプロデビュー。その後、A-級セイラム＝カイザー・ボルケーノズでもプレーし、2球団合計で31試合に出場、打率.346、2本塁打、25打点、7盗塁を記録しました。

2015年はA+級サンノゼ・ジャイアンツとAA級リッチモンド・フライングスクウォーレルズでプレーし、2球団合計で114試合に出場。打率.294、3本塁打、47打点、5盗塁をマークしました。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、スコッツデール・スコーピオンズの一員としてプレーしました。

2016年はAA級リッチモンドとAAA級サクラメント・リバーキャッツでプレーし、2球団合計で109試合に出場。打率.308、18本塁打、67打点、8盗塁という好成績を残しました。

2017年はAAA級サクラメントでシーズンを迎えましたが、6月2日にメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りを果たしました。同日のフィラデルフィア・フィリーズ戦で「8番・右翼手」として先発出場し、メジャーデビュー。この試合で初安打と初打点を記録しました。このシーズンはメジャーで34試合に出場し、打率.282、3本塁打、16打点、出塁率.339を記録しました。

2018年は74試合に出場し、打率.251、1本塁打、23打点、出塁率.333を記録しました。

2019年は68試合に出場し、打率.238、5本塁打、21打点、出塁率.333を記録しました。

2020年は、左翼手や右翼手として出場していましたが、8月13日に肘の痛みを訴え、15日のオークランド・アスレチックス戦からは、このシーズンのみナショナルリーグに導入された指名打者としての出場が続きました。しかし、8月21日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦の走塁中に違和感を覚え交代。MRI検査の結果、左鼠径部に歪みが見つかり、故障者リスト入りとなりました。故障離脱までの21日時点で打率.342、4本塁打、6打点、リーグトップの6盗塁、出塁率.458を記録していましたが、復帰後は月間打率.194と成績を落としました。また、肘の影響もあり、復帰後は代打と代走を除く全てで指名打者として出場。このシーズンは怪我の影響もあり、試合数の減少もありましたが、全60試合中31試合に出場し、打率.282、5本塁打、7打点、リーグ10位の8盗塁、出塁率.408を記録しました。オフには右腕の屈筋筋に多血小板血漿（PRP）治療を受けました。

レッズ時代

2024年7月7日にアレックス・ヤングと金銭との交換トレードでシンシナティ・レッズへ移籍し、2日後にアクティブロースター入りしました。しかし、レッズではわずか8試合の出場にとどまり、打率.111、2安打、3打点と結果を残すことはできませんでした。

オリオールズ時代

同年7月30日に金銭と後日発表選手とのトレードでリバン・ソトとともにボルチモア・オリオールズに移籍し、8月1日にアクティブロースター入りしました。オフの10月31日に自身初のFAとなりました。

ホワイトソックス時代

2024年11月20日にシカゴ・ホワイトソックスと1年175万ドルで契約を結び、新天地での活躍を目指します。

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