アレックス・ロドリゴ・ディアス・ダ・コスタ

アレックス・ロドリゴ・ディアス・ダ・コスタ（Alex Rodrigo Dias da Costa）は、1982年6月17日生まれのブラジル出身の元サッカー選手です。主にディフェンダー（DF）として活躍しました。

経歴

2002年にサントスFCでプロデビュー。当時、サントスにはジエゴ、エラーノ、ロビーニョといった、後にブラジル代表の中心選手となるタレントが揃っていました。アレックスはDFながら、2002-03シーズンには9得点を挙げるなど、攻撃面でも貢献しました。

2004年にイングランドのチェルシーFCへ移籍しますが、プレミアリーグの就労条件を満たせず、オランダのPSVアイントホーフェンへレンタル移籍となります。PSVでは、その高い守備能力だけでなく、攻撃の起点としてもチームの中心となり、リーグ3連覇やチャンピオンズリーグ上位進出に大きく貢献しました。

2007年、ついにイギリスでの就労ビザが発行され、チェルシーFCへ復帰を果たします。しかし、チェルシーではジョン・テリー、リカルド・カルヴァーリョという2人の強力なセンターバックがいたため、3番手としての出場機会が中心となります。加入2年目にはアレックス自身も移籍を希望する発言をするなど、冬の移籍も噂されましたが、カルヴァーリョの長期離脱によりレギュラーの座を確保。シーズン終盤までスタメンとしてプレーしました。しかし、2009-10シーズンにはカルヴァーリョが復帰し、再び控えに回ることが多くなりました。

2011-12シーズンにアンドレ・ヴィラス・ボアスが監督に就任すると、アレックスの出場機会はさらに減少。ニコラ・アネルカと共にクラブへ移籍を志願します。QPRやユヴェントスなどが獲得に興味を示す中、2012年1月27日にチェルシー時代の恩師であるカルロ・アンチェロッティが率いるパリ・サンジェルマンFCへ2年半の契約で移籍。移籍金は推定500万ユーロと報じられました。2月12日のOGCニース戦でデビューを飾り、2月20日のモンペリエHSC戦では直接フリーキックを決め、移籍後初ゴールを記録。パリ・サンジェルマンではCBのレギュラーとして定着し、15試合に出場しました。

2014年6月には、フリートランスファーでイタリアのACミランへ移籍。背番号は、以前にパリ・サンジェルマンに在籍していたチアゴ・シウヴァが付けていた「33」を選びました。

ブラジル代表としては、2008年にドゥンガが監督に就任して以降、重用されるようになりました。

所属クラブ

サントスFC (2002-2004)
チェルシーFC (2004-2012)
→ PSVアイントホーフェン (2004-2007) ※レンタル移籍
パリ・サンジェルマンFC (2012-2014)
ACミラン (2014-2016)

タイトル

クラブ

サントスFC
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA: 2002

PSVアイントホーフェン
エールディヴィジ: 2004–05, 2005–06, 2006–07
KNVBカップ: 2004–05

チェルシーFC
プレミアリーグ: 2009–10
FAカップ: 2009, 2010
FAコミュニティ・シールド: 2009

パリ・サンジェルマンFC
リーグ・アン: 2012-13, 2013-14
クープ・ドゥ・ラ・リーグ: 2013-14
トロフェ・デ・シャンピオン: 2013

代表

* コパ・アメリカ: 2007

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