アレンビー・ビアズリー

アレンビー・ビアズリーは、アニメ『機動武闘伝Gガンダム』に登場する、ネオスウェーデン代表のガンダムファイターです。声優は日高奈留美が担当しました。

人物

国籍: ネオスウェーデン
生年月日: F.C43年7月24日
星座: 獅子座
年齢: 17歳
身長: 155cm
体重: 45kg
スリーサイズ: B82・W50・H81
血液型: O型
特技: 軍隊式格闘術
趣味: コンピューターゲーム（格闘ゲーム）、映画鑑賞

アレンビーは、シリーズにおいて唯一の女性ガンダムファイターであり、宇宙軍少尉の階級を持ちます。幼少期に両親を亡くし、軍の施設でガンダムファイターとしての英才教育を受けて育ちました。しかし、国家の道具として扱われることに反発心を抱え、孤独な環境と過度な管理に嫌気がさしていました。初登場時はグレた態度を見せていましたが、同じような境遇のドモン・カッシュと出会い、拳を交わすことで絆を深めていきます。その過程で、本来の明るく女の子らしい性格を取り戻し、ドモンへの恋心を抱くようにもなります。ボーイッシュな服装を好みますが、内面は非常に女の子らしい一面を持ち合わせています。

劇中では、肉まんを好んで食べるシーンが多く見られ、一人称は「あたし」です。ファイティングスーツは青と赤を基調としたヒロイン風のデザインで、胸部のリボンはスーツ装着時に光となって出現します。戦闘スタイルは、軍隊式格闘術に新体操の柔軟な動きを取り入れた、独自のものです。

劇中での活躍

アレンビーは、バーサーカーシステムを搭載したノーベルガンダムを駆り、無名のファイターから一躍注目を集めました。優勝候補であったアルゴ・ガルスキーのボルトガンダムをわずか48秒で破るという驚異的な戦闘能力を見せつけます。その後、ゲームセンターでドモンと出会い、格闘ゲームを通じて意気投合。ガンダムファイトでの決着を望むようになります。ドモンとの戦いではバーサーカーシステムが暴走しますが、ドモンの魂の拳を受けて正気を取り戻し、システムは破壊されます。その後、アレンビーはドモンと行動を共にすることが多くなり、訓練や休息時間を共有する中で、彼への好意を深めていきます。タッグマッチにも2度出場し、共に戦いました。

しかし、ウォン・ユンファによってバーサーカーシステムが再利用され、アレンビーは再び暴走。アンドリュー・グラハムのランバーガンダムを再起不能にしてしまいます。その後、アレンビーはデビルガンダムの生体ユニットとして利用されるために連れ去られます。DG細胞に感染し暴走状態になった彼女は、ランタオ島でドモンに襲いかかりますが、レイン・ミカムラのライジングガンダムによって撃破され、DG細胞を除去されます。

退院後、アレンビーはドモンに、レインに会うことを勧め、背中を押します。その後、ドモンがデビルガンダムに苦戦する中、アレンビーはノーベルガンダムで出撃し、デビルガンダムの触手を攻撃してドモンたちを救出します。また、ドモンがレインに拒絶され絶望した際には、レインの閉ざされた心を開く鍵は愛の告白であるとアドバイスしました。彼女はドモンへの想いを断ち切り、二人のために身を引く決意をします。最終決戦後、ドモンの勝利を、キラル・メキレルのマンダラガンダムと協力し、宇宙空間にハートマークを描いて祝福しました。

総監督の今川泰宏によれば、DG細胞感染時のアレンビーの皮膚が鱗状にならなかったのは、「不気味になるから描きたくなかった」とのことです。

ガンダムファイト歴

決勝大会

○ ボルトガンダム
× ゴッドガンダム
○ スカルガンダム&アシュラガンダム
○ ボルトガンダム&ランバーガンダム

主な搭乗機

GF13-050NSW ノーベルガンダム
ウォルターガンダム

テーマソング

アレンビーの初恋
作詞: 浅田有理
作曲・編曲: 岸村正実
歌: 日高奈留美

評価

『がんばれ!ドモンくんガンダムパーティ』の人気投票で、レインと同票（7位）でした。
『愛と戦いのロボット完全保存版』のアンケート「みんなで選ぶロボットアニメーションベスト100」では、「一番お気に入りのヒロインは？」で第34位にランクインしました。

余談

名前の由来は、『新スタートレック』に登場するアレンビー少尉から。

脚注

 ガンダムシリーズの登場人物一覧

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