アレン・スマイラギッチ

アレン・スマイラギッチ：セルビア出身のバスケットボール選手の軌跡

アレン・スマイラギッチ（Alen Smailagić）は、2000年8月21日生まれ、セルビアのベオグラード出身のプロバスケットボール選手です。ポジションは主にパワーフォワード（PF）を務めます。

初期のキャリア

スマイラギッチは、2012年に地元のKKベコと契約し、バスケットボール選手としてのキャリアをスタートさせました。2017年には同クラブのユースチームに昇格し、才能を開花させます。2017-18シーズンには、ユースリーグで19試合に出場し、平均21.7得点、11.1リバウンド、1.9ブロックショットを記録。その活躍が認められ、ユースリーグのMVPに選出されました。また、同シーズン中にトップチームへ昇格し、1試合平均15.9得点、5.0リバウンド、2.1ブロックショットを記録しました。

NBAへの挑戦

2018年夏、スマイラギッチはNBAでのプレーを目指して渡米し、NBAゲータレード・リーグ（Gリーグ）のドラフトにエントリーしました。ドラフトでは全体4位でサウスベイ・レイカーズに指名されましたが、その後、交渉権がサンタクルーズ・ウォリアーズへ移動。当時18歳という若さでGリーグに参戦した最年少選手となりました。Gリーグ1年目となる2018-19シーズンでは、1試合平均9.1得点、4リバウンドを記録しました。

2019年のNBAドラフトでは、ニューオーリンズ・ペリカンズから39位で指名を受けました。ドラフト会議開催日当日には、将来のドラフト2巡目指名権との交換で、交渉権がゴールデンステート・ウォリアーズへ移動。スマイラギッチは、Gリーグでのプレー経験を経てNBAドラフトで指名された3人目の選手となりました（他の2人はタナシス・アデトクンボ、チュクゥディエベレ・マドゥアバム）。

2019年12月27日、フェニックス・サンズ戦でNBAデビューを果たしました。首脳陣からは好印象を与えられたものの、ルーキーシーズンは15試合に出場し、1試合平均4.2得点、1.9リバウンドという成績でした。2020-21シーズンは怪我に悩まされ、14試合の出場で1試合平均1.9得点、1.1リバウンドに終わり、2021年8月5日にゴールデンステート・ウォリアーズから解雇されました。

ヨーロッパへの復帰

KKパルチザン (2021-2024)

2021年8月7日、スマイラギッチはセルビアの強豪クラブ、KKパルチザンと3年契約を締結し、母国リーグで再出発することになりました。

BCジャルギリス (2024-)

2024年6月28日、ユーロリーグとLKL（リトアニア・バスケットボール・リーグ）に所属するBCジャルギリスへ、1年契約（プラス1年追加オプション付き）で加入することが発表されました。

プレースタイルと評価

アレン・スマイラギッチは、高い身体能力とスキルを兼ね備えた選手です。特に、その得点能力とリバウンド力は高く評価されています。GリーグやNBAでの経験を通じて、更なる成長が期待されています。今後の活躍が楽しみな選手の一人です。

もう一度検索