アンソニー・ミセビッチ

アンソニー・ミセビッチ：MLBを渡り歩く左腕投手の軌跡

アンソニー・ミセビッチ（Anthony Misiewicz）は、1994年生まれ、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身のプロ野球選手です。左投右打の投手として、MLBの舞台で活躍してきました。現在はミネソタ・ツインズの傘下に所属し、メジャー復帰を目指しています。

プロ入りとマリナーズ傘下時代

2015年のMLBドラフトで、シアトル・マリナーズから18巡目（全体545位）で指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。契約金は7万ドル。A-級エバレット・アクアソックスでプロデビューを果たし、14試合に登板（うち先発7試合）、3勝2敗、防御率2.14、40奪三振という成績を残しました。

2016年にはA+級ベーカーズフィールド・ブレイズで29試合に先発登板し、7勝10敗、防御率4.79、115奪三振を記録。着実にステップアップを図ります。

2017年はA+級モデスト・ナッツでシーズンを迎え、シーズン途中にAA級アーカンソー・トラベラーズへ昇格しました。

レイズ傘下時代

2017年8月、マイク・マージャマ、ライアン・ガートンとのトレードで、ルイス・レンヒフォと後日発表選手と共にタンパベイ・レイズへ移籍。移籍後はAA級モンゴメリー・ビスケッツへ配属されました。この年は、移籍前と合わせて3チームで合計28試合に先発登板し、11勝6敗、防御率4.51、141奪三振を記録しました。

マリナーズ時代（再加入）

2017年12月、インターナショナル・ボーナス・プールとのトレードで、再びシアトル・マリナーズへ移籍。古巣への復帰となりました。

2018年はルーキー級アリゾナリーグ・マリナーズで開幕を迎え、その後AA級アーカンソーへ昇格。しかし、2チーム合計で23試合に先発登板し、3勝12敗、防御率5.24、95奪三振と苦戦しました。

2019年はAA級アーカンソーで開幕を迎え、シーズン途中にAAA級タコマ・レイニアーズへ昇格。2チーム合計で26試合（先発24試合）に登板し、9勝8敗、防御率4.59、125奪三振を記録しました。

2020年、ついに開幕ロースター入りを果たし、7月24日のヒューストン・アストロズ戦でメジャーデビュー。この年は21試合に登板し、0勝2敗、防御率4.05、25奪三振という成績でした。

2021年は66試合に登板し、5勝5敗、防御率4.61、53奪三振を記録しました。

2022年7月29日にDFA（Designated for assignment）となりました。

ロイヤルズ、ダイヤモンドバックス、タイガース、ヤンキース時代

2022年8月、金銭トレードでカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍。

2023年2月、ザック・グレインキーの加入に伴いDFAとなります。

2023年2月、金銭トレードでセントルイス・カージナルスへ移籍するも、3月29日にDFA。同月31日には金銭トレードでアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍。

ダイヤモンドバックスでは7試合に登板し、防御率5.63。6月12日にDFAとなりました。

2023年6月、ウェイバー公示を経て、地元球団のデトロイト・タイガースへ移籍。傘下AAA級トレド・マッドヘンズに配属されます。同月27日にアクティブ・ロースター入りし、同日のテキサス・レンジャーズ戦に登板するも、一死しか奪えず3失点。同月29日にDFAとなり、7月1日にAAA級トレドへ再配属となりました。

2023年7月、ウェイバー公示を経てニューヨーク・ヤンキースへ移籍。スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースに配属。9月10日にアクティブ・ロースター入り。オフにノンテンダーFAとなりますが、12月にマイナー契約で再契約。この年は3球団合計11試合に登板し、2勝0敗1ホールド、8奪三振、防御率7.36を記録しました。

2024年もヤンキースに残留。6月18日にメジャー昇格を果たすも、翌日の1試合のみの登板に終わり、9月9日にDFA、AAA級スクラントンへ降格。オフにFAとなりました。

現在：ツインズ傘下時代

2025年1月、ミネソタ・ツインズとマイナー契約を締結。スプリングトレーニングに招待選手として参加し、メジャー復帰を目指しています。

アンソニー・ミセビッチは、MLBの舞台で様々な経験を積んできた投手です。今後の活躍に期待しましょう。

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