アンソニー・リゾ

アンソニー・ビンセント・リゾ（Anthony Vincent Rizzo）

アンソニー・リゾは、1989年8月8日にフロリダ州フォートローダーデールで生まれたアメリカのプロ野球選手です。ポジションは一塁手で、現在はメジャーリーグベースボール（MLB）のニューヨーク・ヤンキースに所属しています。リゾは左投左打で、愛称は「トニー」です。

経歴

プロ入りとレッドソックス傘下時代

リゾは2007年にマージョリー・ストーンマン・ダグラス高等学校からMLBドラフトでボストン・レッドソックスに指名されることに。大学への進学を断念し、プロ契約を結びました。デビューはルーキーリーグで6試合出場した2007年でしたが、2008年にホジキンリンパ腫を患い、一時は大変な状況に見舞われました。しかし、化学療法を経て復帰し、2009年にはA+級で好成績を収めたことで次第に頭角を現します。

パドレス時代

2010年にサンディエゴ・パドレスにトレードされ、2011年にはメジャーデビューを果たしましたが、当初はなかなか結果を残せず、49試合出場で打率.141という成績でした。しかし、2012年からはシカゴ・カブスに移籍したことで次第に成績が安定し、特に2015年には160試合に出場し、31本塁打、101打点を記録。チームのプレーオフ進出に大きく貢献しました。

カブス時代

リゾは2012年にカブスに移籍し、AAA級アイオワでの活躍を経てメジャーリーグでの定位置を確立します。特に2016年にはワールドシリーズでの活躍もあり、108年ぶりの優勝に貢献。オフにはゴールドグラブ賞を受賞し、その守備力も評価されました。2017年は自身の経験を生かして、がん患者の支援活動に取り組む姿勢が評価され、ロベルト・クレメンテ賞を受賞しました。

ヤンキース時代

2021年にはニューヨーク・ヤンキースに加入し、2022年のシーズンでは32本塁打を記録。また、2023年には再契約し、その安定した成績で注目を集めています。

人物

リゾはCOVID-19ワクチンを接種していないことが報道されていますが、それ以外では選手としてだけでなく、慈善活動にも力を入れる姿勢が光る選手です。

成績と表彰

彼の通算成績は素晴らしく、特に打率や本塁打、打点において常にトップレンジの成績を記録しており、多くの表彰も受けています。シルバースラッガー賞やゴールドグラブ賞を何度も受賞しており、その実力が証明されています。詳しい年度別成績や受賞履歴についても、MLB公式サイトや各種データベースで確認することができます。

アンソニー・リゾは、MLB界でも特に魅力的な選手の一人です。今後の活躍にも期待が寄せられています。

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